三兎 宮仕え
2018年01月22日
2015年04月10日
2010年04月02日
社会を逸脱し、もう6年が過ぎようとしている。
最後にお世話になった社長様は、
誰に対しても義理堅く、非常に面倒見の良い、
私とは比べようもない人やった。
嫌な仕事は率先し、部下の仕事に口出しする事もなかったし。
厳しい所ももちろんありましたが、
社員としては悪い会社ではなかった。 (給料は別にして)
しかし義理堅さが災いし、勤続7年目に転機が訪れた。
詳しくは書かないが、ま〜悪いことが重なって業績不振に・・
その時社長から言われた一言で、勤め人を卒業することに。。
その言葉は、
心配するな!お前らの給料くらい何とかしてやる!! である。
会社設立7年目、内部保留どころか借り入れが増加、
そのうえ仕事も減り社員に給料払って存続できるのか?。
じゃ〜社員中で一番の、高給取りのわしが辞めたろか、
ほいたら少しは経費削減できるやろ、と。。
まともな事を言えば引き止められるであろうから、
退職理由は一身上の都合とした。
社長には危なくなったので、逃げた!と思われていたかもしれない。
後悔は世話になりっ放しで恩返しが出来なかった事くらいだ。
退職時三人を食わす立場にいた私、
おまけに家も買ったばかりやったので、退職後は就職活動に邁進した。
いろいろな会社様を訪問し、訳の判らない社長さんと多数面接。
そしてアホらしくなった。
そこに勤める社員さんたちに同情すら感じたっけ。
ま〜従業員さんから見れば、私のほうが悲惨なのだろうが。。
そうこうしているうちに、ふと思い出した事がある。
そぉーいゃ若い頃に考えてた事があったよなぁ〜って、
それは、給料を貰わない生き方。
忘れかけていたが、今が、その時やないか?
人生何回もあるわけじゃねぇ、やりてぇーことやってみいや。
(博打打ちの血統がそうささやく)
こうして市場で資金調達する道を選択。
今、私は無職だ。
誰に指図されることもない。
人に気を使って悩むこともない。
気に入らない奴には、頭を下げない。
誰に文句を言われることもない、また言わせない。
この先も自分の信ずる道を歩いてゆく。
全ての責任は自分に帰属し、会社という盾も存在しない。
依存しない生き方、自分のささやかなプライドだ!。