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研修会で発表する近藤さん(2017年9月30日)

今年8月7日から19日にかけて、北ヨーロッパの港町を巡る帆船三昧の旅をされたという近藤さん。先日の研修会で、膨大な量の写真をIPadを使ってプレゼンしていただいたが、素晴らしい写真も沢山あったので、何回かにわけてブログで紹介してもらうことにした。

1年前にはハンザセイルもロストックの名前も知らなかった。ロストック!
旧東ドイツで最大の港湾都市、ハンザセイル、有名な帆船パレードが8月に催される。久しぶりの海外旅行(去年もワイフにそう言って出た!)ユーロスターでドーバー海峡を渡って博物館巡りすることにした。陸路でアントワープ海洋博物館、アムステルダム海洋博物館、ハンブルグの国際海洋博物館、ロストックのハンザセイル、ベルリンへ出て、空路ストックホルムのバーサ博物館、さらに空路オスロのバイキング博物館、最後にロンドンで去年見損なったレプリカのゴールデンハインドとお腹いっぱい、学校の卒業修学旅行のような旅だった・・・。

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早朝5時半、ユーロスターが出るロンドンのセント パンクラス駅

アエロフロートに成田空港から搭乗し,前夜9時にロンドンに着いた。
アエロフロートは比較的安く、サービスもそれほど悪くなく、コストパホーマンスは悪くない。CAは仏頂面で乗客の顔も見たくないようだ?アルコールはこちらから要求しないと持ってこない。これはロシア人が大酒飲みで平均寿命が64才であることに遠からず起因しているようらしい。飛行機でアルコールを自由に飲ませると、歯止めがきかないのだろう。ロシア男性の25%が55までに死亡?とか??

搭乗の実感は、飛行機が若干「古い?」、それでも真面目さが伝わっってくる。でも食事など、いまひとつ「垢抜けない」、、しかしネットでみる「ロストバッゲージ」の話は無視できない、次回は遠慮しよう。

ロンドンからアントワープへは、初めてのユーロスターで英仏海峡の海底トンネルを電車移動した。トンネルの海底部は37.9kmで日本の青函トンネルを抜いて世界最長とか。
現役時代、英仏海峡、海底トンネルの掘削工事には我々も興味を持っていた、懐かしい気持ちで乗った。300km/hの最高速度(トンネル部では減速とか)も今では珍しくはなく、新幹線の清潔さを懐かしく感じた。

ユーロスターのロンドンの駅はセントパンクラスという駅名で日本では見かけないクラシックな大型の駅レンガ積みとスチール、ガラスが組み合わされは美しい駅舎になっている。今回の旅で日本とヨーロッパの駅の違いに気づかされた。日本は継ぎ足し、継ぎ足し、ヨーロッパは古いものを大事に、。新宿や東京は利用者の数が多すぎて見栄えなどは後回し、日本は地下へ地下へ、ネズミの迷路のようだ。

ユーロスターがフランス側に出てしばらくすると突然iPadの時刻が1時間進んだ。びっくりして色々調べるとイギリス、フランスがほぼ南北にありながらヨーロッパの5時間帯で1時間違っているのを発見した。むかしむかし習ったような気がするがコンピュータの表示が突然変わるのには驚いた。どのようなメカニズムで地図情報と時間を合わせるのか??調べるとあの広い中国には時差は無いんだって??

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アントワープ中央駅 電車は前方から入線、 三階のホームフロアに4車線、計12車線

ベルギーのアントワープの中央駅は「毎年、世界の美しい駅の常連」とか?電車がアントワープの駅、スチールで組まれたガラス張りの美しいドームに入っていき、停車に近づくと石造りの重厚な駅舎が現れる。元の建物は19世紀の産業革命をイギリスに続いたベルギーが建設した。1905年に改築されたのは、アール・デコの石造りの駅舎の建築に、停車列車を覆うガラスとスチールのヨーロッパでよくみられるドームとのハイブリット?になっていて、駅の外観、内側いずれも圧倒的な迫力で、私はアントワープ中央駅が世界一と感じた。

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アントワープ中央駅の内側 内装がゴシック調で素晴らしい

美しい駅?美しい駅ということで、ニューヨークのグランドセントラルステーションを思い出した。グランドセントラルは映画でも良く取り上げられる。大好きなブライアン・デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」のクライマックスで階段、スローモーションの乳母車、銃撃、のシーンの緊張は忘れられない。天井の高い、全体に白い色調の大きなホームで大きなホールからは列車は一段下に入線するので見えない。ジャクリーンケネデイが動いて、解体から保存になったとか?

グランドは駅の中に有名なオイスターバーを始め旅客の足を止める「店、もの」が多くあり賑わっている。アント駅には「店、もの」が少ないようだ。朝、多くの通勤客が電車を降りて駅舎をただスルーしていた。駅の正面に大きな観覧車があった。足下を見ると固定されてなく仮設と分かった。それにしても美しい駅舎の真正面に観覧車を設置するとは?また駅に接して動物園もある。経緯が有るのだろうが不思議?

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MAS外観  手前の帆船はホテル、クルーズ用の傭船

アントワープ駅に昼に着いてホテルにチェックイン、荷物を預けてすぐ海洋博物館へタクシーで向かう。アントワープ海洋博物館 Museum Aan de Stroomは2011年に民族博物館、国立海洋博物館、肉屋のギルドハウスのコレクションを集めて建てた「複合博物館」とか?建物の全面にアントワープのアント(手)が貼り付けてある。

9 階の建物の半分は閉められている。目当ての帆船のフロアにはバイキング船から現代の貨物船まで約100隻が展示されていた。フロア全体が薄暗くソフトの照明がしてあり、見え難い。近くに寄るとすぐ警報が鳴る。。室内の中央に幅広の展示台があり、多くが展示してあるが、中央部の船は遠くて目の悪い私にはまったく見えない。手前の船も顔を近づけるとすぐ警報がなる。数行のオランダ語?の説明もまったくわからない。

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暗いので別のカメラでフラッシュ撮影したら、注意された。船の配置にもまるで気持ちが感じられない。改めて、展示方法の重要性を感じた。ザ・ロープ展示の方がはるかにましだ。
この博物館は港の民族博物館(昔栄えた港のコレクションを無秩序?に配置)にコレクションの帆船模型を、あまり考え無しで、ただ置いただけのように感じた。港の繁栄の遺物コレクションの博物館?

夕方から本格的な雨になった。30分程のホテルまでの帰路、ひどい雨にズボンがベチャベチャになり、目の前の居酒屋に入った。年配の年金生活者とおぼしきが安物の中瓶ビールをチビチビ飲んでいた。当方も馬鹿話に入る気持ちは有ったが会話に難儀しそうなのでやめて、それでも4本飲んで出た。


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アントワープ市庁舎前のブラボー像 退治した巨人の手(アント)を投げて(ワープ)いる

ホテル方向に歩くとアントワープ市庁舎があり、市庁舎前に英雄ブラボーの銅像がある。ブラボーが退治した巨人の手(アント)を投げて(ワープして)いるそうで、MASの建物にもこの「手」が多く貼り付けてある、またお土産に「手」型のチョコレートも売っている。

雨の中、観光客からブラボー背景写真のシャッター押しを頼まれた。雨の中、ちびりながらホテル着、博物館は物足りなかったが旅の初日は上出来。
アントワープは綺麗な町だ!チャンスを見つけてまた来よう!!
この旅では朝方はほぼ毎日小雨に会った。話に聞くロンドン地方独特の気候らしい。

(次回につづく) 近藤敏夫 記