ハンブルグ国際海洋博物館
 ハンブルグ国際海洋博物館は9階建ての大きな建物で、すべてのフロアが帆船関連の博物館

ハンブルグ空港から電車で中央駅へ、空港から中央駅までは電車が便利が良い。駅前のホテルまで徒歩7分の距離。事前にネットで場所は確認してある。今回用意した iPad mini でgoogle mapを手に歩く。

これが本当に役立つ、紙の地図は全く必要ない。ただ地図的な方向感覚が全く頭に入らない。自分で運転しないと道路感覚が身につかないのと一緒。感覚が身につかなくても iPad mini の利便性は比べようが無い。東京でSIMフリーの iPad mini と欧州全般で通用するSIMを準備し大正解。

iPad miniで撮った写真には日時と場所が自動的に入力され、編集もそれなりにしてくれる。照度、画質は後で手を入れることが出来るのであまり気にする必要も無い。スマホより大きな画面が良い。博物館巡りに最高。もちろんネットの検索機能もいつでも、どこでも iPad で出来る。これからは右手に鞄、左手に iPad mini!どこでも行ったるぜ!

ハンブルグのホテルも翌朝の駅への利便性を考え、駅から徒歩7分。歩いてみると外人街の真ん中?途中、毛深いおじさんがウインクしてくる。出来るだけ目を合わさないようにしゃんと歩く。ブテックホテル?は比較的リーゾナブルで良いのだが、外に出るとここはドイツとは違う?回転肉をスライス、土のついた野菜の量り売り、肉の塊を売るスーパー、道路のテーブルでの食事。ホテルが安いわけだ!

ハンブルグの国際海洋博物館はホテルから徒歩28分。歩くことにして丁度中間の中央駅へ向かう。ドイツは今回の国で唯一、タクシーがカードを受け付けないことがわかった。ATMマシンは日本の4桁でなく、6桁のパスワードを要求してくる、途方に暮れて、中央駅の銀行で残っていた日本円をユーロに兌換した。タクシー以外はコンビニ、ホテル、全てカードで使えるのに?2日後、6桁は4桁の後に00を入力することで解決した。早くiPadに聞けば良かった。これで一安心。

ハンブルグ博物館は9階建ての大きな建物だ。内容はアントワープ、アムステルダムよりはるかに充実している。パリの海洋博物館を知らないが、この旅ではベスト、なんせ9階全てが帆船関連の博物館になっている。9階全てを撮影は出来ない。展示品が多すぎる。でも全フロアーを回ろう、気に入ったものをジックリ見ることにしよう。

1階はカフエとショップ、2階がお目当ての帆船模型のフロアで、一角に工房とおぼしきもある。中にはProxxonの工具がずらり、シールもベタベタ貼ってある。白髪の叔父さんが訪問客の対応に忙しそう。

Galley
Carrack
(上)Galley(下)Carrack

帆船模型は英語の説明が併記されて、わかりやすい。絵画も同じ場所に展示してある。
Galleyの櫓が美しい。Carrackは初めて見る船だ、特にメインデッキの下のロワーデッキが変わっている。日本では見たことがない、作ってみたい。3本マストの鐘楼もユニークだ。

ミニチュア、ミニチュア
ミニチュア、ミニチュア

3階からは造船歴史、ダスコ・ダ・ガマの名前ぐらいは知っている。4~8階は衣装と武器、世界の海軍、商船、海洋開発、アートがあった。また9階には全フロアに驚くほどのミニチュアモデルが展示してあった。5~10㌢㍍ぐらいの船のミニチュアがフロアいっぱいに(おそらく個人のコレクション?)とおもわれる。

白井さんの亀船もあった。奴隷船には文字どおりデッキに奴隷がびっしり敷き詰められていた、まさに豚か鶏のように黒人奴隷を運んでいる、少し工夫して生存率を増やす考えはなかったのだろうか?やはりついこの間まで黒人奴隷は「家畜」扱いだったのだ。17,18世紀の帆船の歴史は悲しい奴隷の歴史と重なるのだ。

亀船
 亀船

構造模型も多く展示されていた。やはり日本でこれまで見たものとは違う。ここでもアムステルダムでみかけた「船体だけの縦割が額におさめられた」ものがあった。大がかりな金属製のエンジン、補機付きのプラントのミニチュアがあった。驚くほどのスケール、驚くほどの精緻さ、ミニチュア作業員の小ささ。

3分割構造模型
プラント模型
(上)3分割構造模型(下)プラント模型

ホエールボートは白井さんのものが好きだ、白井さんは生涯で4隻製作とか、早く作ってみたい。ボーンシップの小ぶりなものが展示されている。有名な本格的ボーンシップは見当たらない。

ホエールボート
ボーンシップ
(上)ホエールボート(下)ボーンシップ

帰路、上に上がるときに気になっていた2階工房に行った。Proxxonの電動工具が全機種あるように見かけられ、工具箱にもProxxonのシールが張ってある。「May I come in?」と返事も聞かずズカズカとはいって、「Proxxonのスタッフ?博物館のスタッフ?」と質問したが、「Proxxonのスタッフではないが関係はある、博物館のスタッフではない」とのことで、無給で模型のメンテナンスを行っているとか!こちらの気持ちと違い、あまり話したくないようだった。残念!

二階の工房、proxxon
 二階の工房 Proxxon

中央駅に寄り最近入れ込んでいるラップサンドと小瓶ワイン、野菜系のパックを購入しホテルに向かう。変なおじさんと目を合わさないよう、まっすぐ前をみて歩きホテルに到着。明日は今回のクライマックスのRostock入り! 今宵も小瓶ワインでグッスリ。
 
(次回に続く)  近藤敏夫 記