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全10回の教室のうち、既に前半は先月で終了し、本月から後半戦に。船体部分がほぼ完成し、受講生各々の持ち寄った作品にも進捗状況はほぼ足並みがそろっているものの、塗装・技法の違いなどもあって少しずつ個性がでてきています。出来上がりが楽しみになってきました。

授業前半は、持ち寄った作品について講師が個別に批評し、気がついた点等をアドバイスしたり、受講生からの質問・疑問に答えていく時間。先回の授業ではスターン飾りと装飾部品の取り付け、艤装について説明し、今回までの課題としました。今回の課題の中で皆さんが苦労されたのは、予測していたことですが船首飾りの取り付け(ヘッドレールとキャットヘッドの位置関係)と窓部分に張ったプラ板が瞬間接着剤によって白濁化してしまわないようにすることでした。前回の授業でこの2点については注意を促していたこともあり、ほとんどの方が無難に仕上げてきてくれて安心しました。

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後半は、次回授業までに仕上げて来てもらう課題についての説明。バウスプリットの取り付け、チャネル、大砲の組み立てが課題となります。船体の艤装組み立ては次期工程でほぼ完成となります。焦らず、じっくりと考えて取り組むようお願いしました。バウスプリットを船首に取り付ける際のロープの縛り方、チャネルを取り付ける際の補強方法、デッドアイとチェーンの位置決めと固定等について、それぞれの作業上の留意すべきポイントを説明。

また大砲については、テキストに記載してあるように見栄えを良くし、より本物に近づけるためにブリーチングロープの取り付けと、ICテープを使ってトラニオンへのキャップ付け、さらに砲身の高さを調節ためのクサビの取り付けをしてみるようにお願いし、ブリーチングロープ用の糸を配付し、これを結ぶ方法、アイレット製作要領と工具を紹介説明しました。この結び方については今後も使用頻度が多くなるのでマスターしてもらいたいものです。

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この課程が修了すると船体製作は完了し、いよいよリギング工程に移ります。これまでの受講生各自の進捗状況を見ると、ほとんどの方が課程どおりに進んでいるようで、来年の展示会が楽しみです。また、受講生同士のコミュニケーションも活発になってきており、次回教室終了後に予定しております「忘年会」で受講生間の親睦が更に深まれば作品の製作にも好影響が出て来てくれるのではと期待しております。
(屋鋪一樹記)