第7回帆船模型教室を開催

 年の瀬も迫る12月10日、今年最後の帆船模型教室がマロニエ通りルノアールで開催されました。船体持参用のケースも初回のころに比べると、順次大きくなり、雨風が心配されましたが、晴天に恵まれ、今回も全員出席で開催できました。製作のほうも全員足並みが揃い順調に進んでいます。これまでに船体・甲板・艤装等の製作過程をほぼ終えて、いよいよ今回からリギングに入ることになります。

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これまで通り授業の前半は前回提示された課題であるバウスブリットの取付け、チャネルの取付け、大砲の組立てと甲板への取付け、アンカーの組立て等の課題について、受講生の皆さんが製作した作品を講師二人でが手分けして個別に点検しながら質疑応答やアドバイスをしていきます。

大砲については見栄えをよくするために、キットにはないブリーチングロープの取付け、トラニオン部分へのキャップ付け、更に砲身の下にクサビを入れたりしてグレードアップを図る方法を配布テキストに基づいて提案していたところ、全員がチャレンジされており見栄えも格段に良いものと仕上がっています。

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授業の後半は次回までに仕上げて来てもらう課題の説明です。いよいよマストを立てスタンディング リギング(静索)を張り、更に帆を取付けるための準備作業にかかります。まずマスト、ガフ、ヤードの加工については、丸棒の状態からテーパー加工を行う際の注意点や道具・治具の説明、作業手順等についての説明をしています。

次にマストにシュラウド、フォアステイ、バックステイを取り付けますが、シュラウドでは真鍮線を使ったX形の治具を造ることによってデッドアイの位置決めが容易になることを説明し、各ロープのテンションをランヤードで調整し位置決めを図りながら本締めする手順とノウハウを説明しています。

ラットラインの張り方については、型紙を使用した方法を説明しながら、シュラウドの縦ロープとの一定の間隔と結び方に留意しながら慎重に作業を進めていくためのノウハウを説明しました。このほか基本的なロープの結び方やリギング作業における定石や手順の決り事、滑車を取り付けるタイミング等を説明しました。また、作業時の服装などで大事な船を壊さないよう、注意を喚起しました。

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 教室終了後、皆さんの懇親を図るために 場所を変えて忘年会を開催しました。美味しい酒と料理に舌鼓を打ちながら、和やかな雰囲気の中で誰ともなく帆船模型作りへの想いや、失敗談が始まり、大いに盛り上がりました。

それぞれ立場や環境の違いはあれ、皆さん帆船模型作りへの取り組み姿勢はかなり熱いものが感じられました。と同時に皆さんが新しい趣味と仲間を見つけられてよかったと言っておられるのを聞くと、非常にうれしく思った次第です。このまま全員が「チャールズヨット」を完成させ4月の展示会に出品できるように進めていきたいと思っております。
(屋鋪一樹 記)

*次年度の教室は、H30年6月に開校予定です。受講案内は2月頃HPで掲載いたします