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第4回帆船模型教室開催日の直前に、関西と北海道が大災害に見舞われた。9月4日に徳島県に上陸した台風21号は関西国際空港を水没させ、その猛烈な風は関西や北陸地域に甚大な被害を齎した。また6日の早朝に北海道胆振地方に震度7の地震が発生し、震源地に近い厚真町では大規模な地滑りが起き、さらに、北海道全域がブラックアウトにより停電するという事態となった。

幸いにも、大阪府岬町及び札幌市から参加している受講生には大きな被害はなかった。予定通り9日にマイスペース銀座マロニエ通り店で開催した第4回教室には、所要やその他の理由で4名が欠席したが、札幌市の受講生の参加はあった。

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教室も4回目となると、受講生同士のコミュニケーションは活発になってきており、教室がスタートする前から、製作中の作品を見せ合いながら意見交換が始まっていた。外板張りと甲板張りを終了した船体は帆船らしい形態になってきたため、受講生の模型製作への取り組みはますます熱が入ってきたように見受けられた。

前回には外板張りに手こずっていた受講生が見受けられたが、それも適正に修正され、全体として製作の進捗度にあまり大きな差がないように思われた。ただ、今回欠席の受講生から、仕事や旅行などで十分時間が取れず進捗が遅れているという報告があった。メールや電話で質問を受けることなどで、多くの受講生が完成に至るように個々にサポートしていく必要がある。

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前半は、講師3人が手分けして、個別に、甲板張りや甲板周りの艤装処理、オーナメント(彫像)のゴールド塗装と接着、船台などの仕上がり状態をチェックし、必要に応じてアドバイスをした。多くの受講生が、楊枝による釘打ちに挑戦していたことや、また、これまでの作業工程が順調に進み、なおかつ仕上がり状態の良い作品が多く見受けられたことなどには心強い印象を受けた。

後半は次回までの作業工程の説明である。ラダーのヒンジ製作と取り付け、外板の仕上げ塗装(喫水線以下)、ウインドラスの組み立て、バウスプリットの製作、グレーチングの組み立て、階段、ホース、前部甲板部品の製作と接着等について、講師が先行して製作してきた作品を示しながら作業上のポイントや注意点を説明した。
      
(福島 一記)