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前回と同様に受講者19名全員が集合

12月9日に、今年最後になる第7回目の帆船模型教室を、いつものマイスペース銀座マロニエで開催しました。急に冷え込みが厳しくなった日でしたが、前回と同様に受講者19名全員が集合しました。これまでの作業は、船体・甲板周りを中心とするものでしたが、今回からいよいよマスティングとリギングに入ります。若干作業が遅れている受講生も見られますが、多くの方は順調に進んでいるようでした。

授業の前半はバウスブリットの取付け(ガモウニング)、チャネル・チェーンの取付け、大砲の組立てと甲板への取付け、アンカーの組立てなど、前回からの作業内容のチェックです。受講生の皆さんが製作した作品を3人の講師で手分けして点検しながら質疑応答やアドバイスをしました。大砲についてはグレードアップの一つとして、キットにはないブリーチングロープの取付け、トラニオン部分へのキャップ付け、大砲の下部へのクサビの差し込みなどの作業を追加しましたが、多くの受講生が意欲的にチャレンジしていました。

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次回までに仕上げて来てもらうマスティングとリギングの準備の説明

教室の後半は次回までに仕上げて来てもらう課題の説明です。主な内容は、マスティングとリギングの準備です。マストもガフやヤードもテーパーに仕上げられていない丸棒のままなので、まず、丸棒の状態からテーパーを付けていく加工方法の説明をしました。また、マストの先端部分には、ラクビーボール状の飾りを付ける作業を追加し、その材料を配布しました。これはグレードアップ作業の一環です。また、ヤードにはヤーダムクリートを、ガフのジョウの先端部にはロープを通し黒ビーズを付ける作業を追加しました。これらもグレードアップ作業なので必要な材料は配布しました。

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スタンディング・リギング(静索)の取付け

さていよいよリギングに入ります。まず、リギング作業を行う際の一般的な注意事項の説明をしました。次にスタンディング・リギング(静索)の取付けです。マストを横から支えるシュラウドについては、デッドアイの位置を決めるためのX形真鍮冶具の製作、それを使用してシュラウドを張る方法、さらにフォアステイ、バックステイを張った後に各ロープとランヤードのテンションを調整し、全体のバランスを取りながら本締めをする手順などの説明をしました。また、ラットラインの張り方については、型紙を使用する方法を用いて、シュラウドの形がエッフェル塔にならないように結び方の強さに留意しながら慎重に作業を進めるように説明しました。このほか基本的なロープの結び方やリギング作業の手順などについても説明を加えておきました。

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教室の終了後の恒例の忘年会

教室の終了後に、恒例の忘年会を開催しました。残念ながら全員とはなりませんでしたが、受講生の奥様を含め18名が参加しました。受講生間の懇親を深め、次への展開を図ることが目的です。それぞれの方に簡単な自己紹介と帆船模型製作への想い、2隻目の船などについて、話してもらいましたが、すでにチャールズヨットと並行して別の船を製作中の方や、次のキットを購入済みの方などもおりました。現役で模型製作の時間が取れない方とか、作業スペースの確保に四苦八苦している方とか苦労話もありましたが、皆さん本当に熱心に取り組まれているようでした。楽しい大変盛り上がった賑やかな2時間でした。
(福島 一記)