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ホームページのザ・ロープ展示会作品集は、毎年開催している展示会の出品作品をその諸元を含めて画像で紹介しているもので、帆船模型製作に興味をもった訪問者には一番良く参照されているコンテンツのひとつではなかろうか。

2012年にホームページをリニューアルした当時は、デジタル画像が残っていたのは第30回展(2005年1月開催)以降の作品だけで、それより以前の名作の数々は残念なことにホームページでは紹介することができないままでいた。

ところが2016年になって、第26回展(2001年1月開催)から第29回展(2004年1月開催)までの4回分(4年分?)約250作品の写真が、台紙に貼ったアルバムとして残っていることがわかり、その年の暮れから関係者で「アルバム復刻プロジェクト」として順次、画像のデジタル化とホームページでの公開を進めてきた。

プロジェクトの進捗状況はその都度、ブログなどでもご紹介してきたところである。
2017年01月04日「復刻版でよみがえる15年前のザ・ロープ展」…第26回展の作品67点
2017年01月22日「アルバム復刻事業第2弾…第27回展の作品60点を登録」

その後息切れして第28回展(2003年)の作品74点を登録したのは、1年以上経った昨年2018年3月(このときはブログも手抜きして取り上げていない)。そしてその1年後となった今回、最後に残っていた第29回展(2004年)の59作品を登録した。これをもって「アルバム復刻プロジェクト」は足掛け3年をかけて完了。ホームページ上では2001年以降の全作品が常設展示されたことになる。

さて、今回最後に登録した第29回展は、2004年1月17日から2月1日にかけて伊東屋銀座本店で開催されている。ちょうど15年前の今日がオープニング当日に当たる。当時はこんな寒い季節に開催していたのかと改めて思い出された方も多いのでは!? 当時の「ロープニュース」で毎年ザ・ロープ展を振り返るルポを担当されていた松本善文会員の文章を引用させていただく。
銀座の松の内の華やぎも成人の日が過ぎると落ち着きを取り戻し、あちこちのショウウィンドウには「SALE」の札が貼られるが、気の早い店には春のモードが飾られ始め、やがて立春を迎える。こんな時期の「銀座の風物詩」であるザ・ロープ帆船模型展が第28回目の幕を開いた。会員の皆さんは晴れがましい気分で、加えて出品者は各人なりの自負心を持って、この日を迎えたことであろう。


今回新たに登録した第29回展のページはあとでじっくりご覧いただくとして、そのさわりを松本さんのルポ(「第29回展を観る」)からご紹介したい。

白井さんのルノメ。いずれ作りたいと思っているフランスのフリゲートの参考になると伺っていたルノメの登場。今製作中のコルベットの船首のレールの図面が理解できなかったがこれを見て納得。図面を持って来て、比べながらメモを書き込んだ。坪井さんの同じくルノメ。又聞きだがお二人は独立に製作されていて、会場に搬入したとき、スケールの違いを別にして進み具合や彩色が全く同じで驚いたということらしいが本当ですか? マエストロの考えることは同じなのだろう。
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ラ・ルノメ La renommée 1/64 白井一信 1/300 坪井悦郎 

丹羽さんのエンデヴァー。ロープ掲示板で塗装について幾度か書き込みをされていたので、お待ちしていた。期待にたがわぬ出来栄えである。このくらいの縮尺になると、船首のマッコツクジラを思わせるズングリムンクリの表現が映える。外板張りは苦労されたでしょうねとお聞きしたら、いや、船尾の方が大変だったとのこと。
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エンデバー Endeavour 1/56 スクラッチビルト 丹羽 正

安藤さんのハンター2態。NHK文化センターの講座の講師を勤められたので、その教材。2隻同時製作は恐れ入る。特に興味を持つたのはクリンカー張り。これは作ってみたいが当分無理。平張りの方は私も第3作で作ったが、今となっては大いに不満の残る出来である。
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ハンター(2態)Hunter 1/72 マモリ社 安藤雅浩

名手中園さん久し振り登場のル・シーニュ。すでに白井さんの名作が存在するがそれと相措抗する秀作であると思う。作者が説明する製作技法を後ろの方で聞いていたが、私ごときの理解を超えたものであり到底及ぶところではない。
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ル・シーニュ Le Cygne 1/48 中園利孝

大池さんのピューリタン。実にきちんと作られている。好ましい形である。販売会があるとしたら真っ先に買い手が付きそうである。
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ピューリタン Puritan 1/50 マモリ社 大池 誠
いかがでしたでしょうか。
ここでご紹介した作品はほんの一部、全ての作品はこちらからご覧いただきたい。
第29回帆船模型展
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第28回帆船模型展
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(アルバム復刻プロジェクトチーム)