ロープを知る

The Official Blog of Model Ship Builder's Club "The ROPE"

カテゴリ: 帆船模型教室

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9月は、大型の台風21号、24号と北海道胆振地方を襲った震度7の地震で西日本と北海道は大きな被害を受けましたが、札幌と大阪府岬町から教室に参加している受講生には幸いにも被害はなかったそうです。

授業の前半では、まず、大川原氏の提案で受講生間でこれまでどんな工夫をしたかなど様々な情報交換をしてもらいました。その後、受講生が製作してきた作品について講師が個別にチェックしながらアドバイスをしたり質問等に答えました。

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大川原氏の提案で受講生間でこれまでどんな工夫をしたかなど様々な情報交換

今回までの製作工程はラダーのヒンジ製作と取付け、外板の仕上げ塗装、ウィンドラスの組み立て、バウスプリットの製作、グレーチングの組み立て、階段の組み立てまでです。ラダーのヒンジを折ってしまった受講生が複数いましたが、かなり薄い真鍮の加工ですので慎重な作業が必要とされるところです。

この段階まで来ると受講生の製作の進捗状況に差が出てくるのではと危惧してました。しかし、一部修正や、塗装のやり直しなどが必要な作品はありましたが、十分間に合う状況にあると思われました。むしろ、先に進めてる受講生もあり、帆船模型製作への意欲、理解が高まっている印象がありました。製作課程が順調な受講生の作品の中には、素晴らしい出来映えのものがあり、また、それぞれに個性もあり、今後も丁寧に製作を続ければ、完成度の高い作品が期待できそうです。

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後半は次回までの製作工程を、講師が先行して製作した作品を提示しながら説明を行いました。スターン飾り、装飾品の取付け、キャットヘッド及びヘッドレールの取付け、艤装のどの製作工程です。各種装飾品を取り付ける際の接着剤の使い分けと留意点、真鍮線使用による接着補強、接着前に行う位置の罫書と順序、金属部品の塗装を行う作業手順等々、それぞれが帆船模型作りにおける基本的な製作手順の重要性を理解してもらうための事項です。

次回までに必要な製作工程は作業量としてはこれまでより少ない時間でこなせると思われます。製作の進捗状況が遅れ気味受講生は追いつくチャンスです。過ごしやすい季節になってきましたのでペースを上げながら製作に励んでいただきたいと思います。
(福島 一記)
 

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第4回帆船模型教室開催日の直前に、関西と北海道が大災害に見舞われた。9月4日に徳島県に上陸した台風21号は関西国際空港を水没させ、その猛烈な風は関西や北陸地域に甚大な被害を齎した。また6日の早朝に北海道胆振地方に震度7の地震が発生し、震源地に近い厚真町では大規模な地滑りが起き、さらに、北海道全域がブラックアウトにより停電するという事態となった。

幸いにも、大阪府岬町及び札幌市から参加している受講生には大きな被害はなかった。予定通り9日にマイスペース銀座マロニエ通り店で開催した第4回教室には、所要やその他の理由で4名が欠席したが、札幌市の受講生の参加はあった。

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教室も4回目となると、受講生同士のコミュニケーションは活発になってきており、教室がスタートする前から、製作中の作品を見せ合いながら意見交換が始まっていた。外板張りと甲板張りを終了した船体は帆船らしい形態になってきたため、受講生の模型製作への取り組みはますます熱が入ってきたように見受けられた。

前回には外板張りに手こずっていた受講生が見受けられたが、それも適正に修正され、全体として製作の進捗度にあまり大きな差がないように思われた。ただ、今回欠席の受講生から、仕事や旅行などで十分時間が取れず進捗が遅れているという報告があった。メールや電話で質問を受けることなどで、多くの受講生が完成に至るように個々にサポートしていく必要がある。

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前半は、講師3人が手分けして、個別に、甲板張りや甲板周りの艤装処理、オーナメント(彫像)のゴールド塗装と接着、船台などの仕上がり状態をチェックし、必要に応じてアドバイスをした。多くの受講生が、楊枝による釘打ちに挑戦していたことや、また、これまでの作業工程が順調に進み、なおかつ仕上がり状態の良い作品が多く見受けられたことなどには心強い印象を受けた。

後半は次回までの作業工程の説明である。ラダーのヒンジ製作と取り付け、外板の仕上げ塗装(喫水線以下)、ウインドラスの組み立て、バウスプリットの製作、グレーチングの組み立て、階段、ホース、前部甲板部品の製作と接着等について、講師が先行して製作してきた作品を示しながら作業上のポイントや注意点を説明した。
      
(福島 一記)

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猛暑の続く中、8月12日、マイスペース銀座マロニエ通り店に於いて第3回帆船模型教室を開催しました。お盆休み中ということもあり故郷へ帰省された方など2名が欠席で、17名の参加でした。この一か月の製作目標は外板張りの完成です。初心者の方には、初期段階で最も難しい工程の一つだと思います。

前半は受講生の皆さんが製作してきた作品を講師3人で分担し、個別に注意点や修正すべき点、修正の方法(木工パテやエキシポパテの利用etc.)などについての指摘を行い、また、受講生からの質問にも答えながら進めました。

外板張り工程は、帆船模型作りの工程の中でも、特に重要かつ難易度の高い作業なので、皆さん大変苦労をされたようです。中にはかなり外板を削る必要がある方や、張り直しの必要がある方もいました。特に、船首部分の防舷材及びその下部数枚の外板張りに苦労したようです。最初に乗り越えなくてはならない壁だと思われます。

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講師への質問や受講生同士による意見交換も徐々に増えて来ております。また、互いに作品を見せ合いながら、製作過程での苦労話や疑問点についての意見交換も活発になってきました。それぞれが刺激を受け合っているようで、教室の雰囲気も良い方向に進んでいるようです。ただ、製作の進捗度にすでに若干差が生じて来ているのも事実ですので、3人の講師で分担しながら、個別の対応に注力していくつもりです。

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授業の後半は次回までに仕上げて来てもらう甲板貼りと縁飾り・彫像の貼り付けの説明です。実船にはない甲板下貼りと上貼りの貼り方の手順について説明をしました。特に、下貼り板をしっかりと貼り付けることを強調しました。キャンパーとシアーラインをはっきり出すには下貼りがフレームに密着している必要があります。

甲板は中央から左右交互に両端に向かって一枚ずつ貼っていくこと、コーキングを表すため板の両側を鉛筆で黒く塗ること、さらに、釘跡の付け方や甲板の貼り方(3バット シフト システム)等々の手順について説明しました。釘跡の付け方には、楊枝方式、木工パテ充填方式、圧痕・鉛筆跡方式があり、それぞれの方法について問題点も含め話しました。

外板張りと甲板貼りを仕上げれば船体の形ができます。ここまでの工程をしっかりと仕上げることによってこれからの帆船模型製作が益々楽しくなるものと思います。

(福島 一 記)

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7月8日、2回目の帆船模型教室をマイスペース銀座マロニエ通り店において開催しました。早い梅雨明けによる猛暑の中でしたが、受講者19名全員が参加しました。


 授業の前半は、前回の課題であるキールとフレームの組み上げ、べベル加工、前部・後部の内張り接着、船尾外板の組み立てまでの作業を終えた受講者の作品について、3人の講師が分担して個別指導及びQ&Aを行いました。

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全員が参加した教室

受講生の6割の方が初心者でしたが、大部分の受講者の作品はテキスト通りに製作されていました。キールに多少の捻じれがあったり、ベベル加工が不十分であったり、サイドフレームがきっちっと組み込まれていなかったり、内張(ブルーワーク)が多少ずれていたりなどのケースはありましたが、修正可能であり、まずは順調な滑り出しであったと思います。

後半は、次回までに仕上げて来てもらう外板張りの工程についての説明をしました。初めに、帆船の船体の特徴、A曲げ、B曲げ、ねじりについて説明し、次に、外板の構成、基準外板を中心に上部、シアーレールの張り方、下部のウェル、ウエル以下の外板の張り方、キールから上部へ向けての張り方などを説明しました。

また、外板の抑え方については、画鋲止めだけでなく、待ち針を使用するケースなどについても説明を加えました。初心者にとっては最初の壁となる外板張りですが、テーパ加工、B曲げ、S字カーブB曲げ、A曲げをきちっと行うこと、左右一対で作業をすることなどが重要であることを理解してもらったと思います。

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2回目を迎え、講師にも余裕の様子が・・・

外板張りは、帆船模型の多くの工程の中でも時間と手間のかかる重要な工程といえますので、次回までにじっくりかつ慎重に取り組んでもらうようにお願いしました。

初回の時はあまり質問もありませんでしたが、今回の授業では活発に質問が飛び交い、受講生の間でも会話が弾んでいるように見受けられました。今後もこの調子が継続されるように進めていきたいと考えています。
(福島 一 記)

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本年度帆船模型製作の第一回目の教室が、6月10日に昨年と同じ銀座3丁目のマイスペース銀座マロニエ店7号室でスタートしました。昨年は受講生が8名とその前年と比べて大幅に減少しましたが、今年度は一昨年と同じ19名の方々が受講されることになりました。今回はおひとりが欠席でしたが、大型教室は3名の講師を含めるとほゞ満席でした。


受講生の皆さんは、自己紹介を兼ねて帆船模型製作への思いや教室への入会の動機などを話してくれました。既に帆船模型製作の経験のある方が8名(約40%)、ロイヤルキャロライン、ワサ、ゴールデンハインド、カティサークなどを製作しています。しかし、出来上がった作品に満足がいかなかった方や、あるいは途中で挫折された方もいました。これらの方々は、自己流では技術の向上は難しいので、基礎からきちっと学びたいというのが主な入会の動機でした。

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また、初めて帆船模型製作に挑戦される方々(約60%)は、退職で時間の余裕ができたので、新しい趣味を持ちたいというのが主な動機です。これらの方々には、以前からやりたかった趣味で、展示会を見て挑戦しようと思ったという方が多いようです。また、年齢構成は、60代が15名(約80%)と大部分を占めていますが、現役の50代が2名、70歳以上が2名、女性が1名となっています。

経験者が4割いますが、皆さん帆船模型製作の基礎をしっかり習得したいというのが動機ですので、これまでの教室のオリエンテーションに沿って、じっくりと進めていこうと考えています。

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今回の講義内容は、まず教室のガイダンスを行い、必要な工具類、塗料、接着剤、船台、冶具類、参考書籍などの説明の後、次回までの作業となる船体の構造を構成するキールとフレームの組み立て方を中心に、講師が先行して製作したものを見てもらいながら説明しました。次回に受講生が持参する作品を見ながら、今回説明が不十分だった部分の補足を含め、今後の講義の進め方を検討していきたいと考えています。

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(福島 一記)

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