ロープを知る

The Official Blog of Model Ship Builder's Club "The ROPE"

カテゴリ: 国内同好会との交流

造船工房看板と材料倉庫x
 造船工房看板と材料倉庫

福島市内で開催された第24回展示会訪問を終えた足で、吉田会長に吉田造船工房をご案内いただいた。都内のマンションの狭い一室を使って工作をしている私にとっては、この工房はまさに「モデラーの天国」。吉田会長のナシへの愛着と、展示会のリーダーシップを例年なぜ発揮できているのかが良く理解できた工房見学となった。大変な刺激を受けた。

工房風景2作業机は二つx
 工房風景1 作業机は二つ

工房は15坪の部屋に、大工仲間が造作した作業机、模型展示棚ケースなどが配置されている。工具類等の収納引き出しも数多く配置されており、効率的な作業ができるようになっている。室内には、自作の製材電動工具類が配置され、大型工具などはキャスター付きの専用台に装着されて使いやすいように工夫されている。木片の大型吸引機もオリジナルの電動工具に接続できるようにしている。

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ナシの材料の加工製材実演

ナシの材料の加工も実演いただいた。製作途中で必要な材料を都度製材されているとのことで、いとも簡単にナシ棒の加工が奇麗に仕上がる様子には感嘆した。工房前の庭には、ナシ材や電動工具類の倉庫があった。ナシ材は、切り出してトラックに積んで製材業者で適当な大きさに加工し、工房前の倉庫に保管をしている。

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 工房風景2 帆船収納棚、資料、材料棚

工房内の棚ケースには多くの模型が保管され、一覧性とともに埃や損傷対策が確保されている。関連書籍棚も併設されており、今では入手できない書籍を含めて背表紙が見えるようになっている。一時期蔵書に番号シールを貼って管理をされていたとのことだが、時とともに散逸してしまったとのことだ。

工房本棚 資料の一部は番号を付して整理
 工房本棚 資料の一部は番号を付して整理

モデラーの本棚を覗くのはその人の世界を想像できて楽しい。また、工房内には音楽CDや大型スピーカーも設置され、吉田会長が工房にこもって工作を楽しむ姿も想像ができた。

(栗田正樹 記)












みらいへ大型模型
みらいへ大型模型

7月4日から8月6日まで、企画展「大帆船展」が神戸海洋博物館の1階エントランスホールで開催中。また、神戸港開港150年記念イベントとして7月15日から17日まで「神戸帆船フェスティバル」が開催され、日本丸、海王丸、パラダ(ロシア)、コリアナ(韓国)、みらいへ(元大阪市の「あこがれ」)が入港しイベントを盛り上げていた。

練習帆船模型展示
練習帆船模型展示

大帆船展で目立ったのは練習帆船に焦点をあてた展示であった。模型では、初代日本丸、初代新徳丸、新日本丸、ダンマルク、エスメラルダが展示されていた。これらを一同にかいする機会はそうあるのもでもない。「みらいへ」の大型模型も存在感を出していた。

月島丸、大成丸、進徳丸のパネル解説や、練習帆船関連の記念はがきなどのメモラビリアも展示されていたが、練習船の記念はがきの種類の多さには驚いた。

神戸帆船模型の会作品展示
神戸帆船模型の会作品展示

会場の一角には神戸帆船模型の会の会員が製作した作品がずらりと展示され、会場の雰囲気を盛り上げていた。

(栗田正樹 記)

会場風景
会場風景

7月16日に、大阪梅田阪急ターミナルビル内で開催中の展示会を訪問。

中島さんのHMSヴィクトリー、金岡さんのHMSナイアッド、早川さんのベルプール、中谷さんのHMSイプスウィッチなど、細部を鑑賞するとその凝りようと製作技倆のレベルの高さに圧倒されました。ザ・ロープニュース第97号(2017年9月発行)にてレポートをしたいと思います。

中島氏製作HMS ビクトリー
中島氏製作HMS ビクトリー

金岡氏製作 HMSナイアッド
金岡氏製作 HMSナイアッド

早川氏製作ベルプール
早川氏製作ベルプール

阪急ターミナルビルでの展示会も今回が最後とことで、来年からは新会場での開催となるとのことです。懇親パーティーにお招きいただき、また二次会での情報交換など友好を深めることができました。どうもありがとうございました。

集合写真
集合写真(敬称略)前列左から:金岡、大槻、大森、早川、後列左から:安藤、田中、土屋、坪井、中島、栗田

(栗田正樹 記)

採光が良い会場風景x
美術館らしく採光が工夫されており、展示室内は明るくスペースもゆったりしている

6月15日の昼前、砧公園にある世田谷美術館内で開催中の展示会を訪ねた。砧公園は東京ドーム建築面積の約8倍の広さを誇る。かつてはゴルフ場であった土地を公園として再整備した場所だが、東京が梅雨入りしたとはいえ、新緑がまだまだ美しい。落ち着いた雰囲気の公園の一角に美術館がある。展示会は、美術館内の市民ギャラリーの一室で開催されているが、美術館らしく採光が工夫されており、展示室内は明るくスペースもゆったりしており展示品を鑑賞しても眼が疲れない。

世田谷帆船模型同好会は現在会員が28名(女性2名を含む)で、この内21名が作品を展示していた。この中にはザ・ロープ会員を兼ねる会員6名が作品を出展していた。

先ずは、近年のザ・ロープ展示会でお馴染みの福田正彦さんのポーツマス港の監獄船。ザ・ロープ第42回展のカタログで「1/143の縮尺で多数の捕虜と海兵隊をどう作るか大変で、また面白みもある」と解説されている。その進捗度合いを見ることができた。フィギャはまだ粘土でイメージをつかむ段階であろうと思われるが、乗船する囚人など顔や服装を含めて作り込んで行くのは確かに大変な工作になりそう。

監獄船ジオラマ
福田正彦さんのポーツマス港の監獄船

当会会員の霞崇さんは、佐渡の宿根木をモデルに、建造中の和船のジオラマを縮尺1/150で表現している。ジオラマにはNゲージ鉄道模型用の材料を使っている。建造中なのに、なぜか帆柱が表車立に据えられているとはご本人の弁だが、家の前で船や海を見ている人も表現するなど、ジオラマの雰囲気作りを工夫していることが伝わってくる。

和船建造風景ジオラマ
佐渡の宿根木をモデルに、縮尺1/150で表現している霞崇さんの建造中の和船のジオラマ

壁のデコレーションでは、髙橋昌代さんのエスメラルダの刺繍が雰囲気を出していた。糸はいつのまにか40色になったそうだ。また、すっきりとした船体線図が5枚ほど額装されて掲示されていた。船の船形の美しさをアピールしている。

エスメラルダ刺繍x
髙橋昌代さんのエスメラルダの刺繍

キット内容壁展開
パナルトのロイヤルキャロラインのキットの中身の掲示

キットの中身の解説では、パナルトのロイヤルキャロラインの材料が展開掲示されていた。木材に加えて、船体装飾用の金属部品があるぞと上手に壁展示をしている。
展示会は6月18日まで開催中。

(ID144 栗田正樹)







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例会に参集した和気あいあいの「セーリング・シップ」倶楽部メンバー(2017.3.4撮影)

この度3月1日付で、北九州市の帆船模型同好会「セーリング・シップ」が、国内の帆船模型同好会の横断的な組織であるJSMCCに仲間入りした。17番目の会員である。

「セーリング・シップ」の活動拠点は、北九州イノベーションギャラリー(KIGS)という施設。我が国近代製鉄発祥の地である八幡・東田の地にあるこの施設は、さまざまな出会いや体験を通じて北九州市における産業の過去・現在を知り、未来を担う人材を育成する施設として計画されたという(HPより)。

北九州倶楽部紹介(写真入り)x2
倶楽部の活動拠点の一つ「北九州イノベーションギャラリー」全景。後方に見えるのは、東田第一高炉群(1901年操業)のモニュメント。平成27年7月文化遺産に指定された八幡製鐵所関連の施設も近くにある。

ここでは金属加工機械、木材加工機械、各種溶接機といった主要な製作機械が備え付けられた工房を利用でき、会員の方も、キールフレーム、アクリル製銘板、船尾の複雑なギャラリー等の製作を行っているそう。昨年はレーザー加工機と3Dプリンターも導入されたとか。貸し会議室を借りて活動を行っているわれわれにとっては、何ともうらやましい恵まれた環境だ。

「セーリング・シップ」の現在会員数は43名。JSMCCの会員もこれで547名に(3月1日現在)。同好の士が増えることは何よりもよろこばしいことである。展示会や情報の交換を通じて、これからの交流をよろしくお願いしたいものです。

2017 JSMCC
セーリング・シップも加わったJSMCC会員の所在地を示すパネル(2017年3月時点)

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