サニーサイドアップの稽古の日々。
作者のノゾエ君の世界観が好きだから出演を決めました。
荒唐無稽な物語。
怒鳴ったり懇願したり憂いたり空を飛んだり歌ったり乱闘したり。
とても愛しい物語なのだが、そんな場面場面の稽古をしていると、時折ふと我にかえり「俺は何をやってるんだ?」と自嘲気味に笑えてくる。
ま、演劇なんて基本的にそんなものだが、今までの経験以上の代物だ。
空を飛ぶという場面、まだ本番用の装置や衣装もなく、仮の代用品、ま、棒とか布とかを駆使しながら汗だくで荒川君とノゾエ君とちょこまかと稽古場を右往左往する。
音響もまだ不在なので自ら「ヒュー、ヒュー」と風の音を言う。強い風が吹いたら、必然的に強めに「ヒューッ!」と言う。
ふと我にかえり、脱力する。
男42歳。ま、バカボンのパパのいっこ上だ。
タイムマシンがあって少年の頃の己に会ったら、「40過ぎて人々に失笑されながら風の音をヒューヒュー言ったりして日々暮らしてるよ」と伝えたい。
これが仕事だ。
頑張ります。

2月21日から本多劇場にて。