夜半のピアニシモ

知られざる名手の音源、埋もれた名演、失われた真の響きを掘り起こし、パブリックドメイン音源として公開します。

長い間ありがとうございました。今後は「音源ライブラリー」の更新の告知のみとなります。

コルトー~ショパン_24の前奏曲(1955年ミュンヘン・ライブ)

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パート1


パート2


パート3

お久し振りの更新です。

今回は、私が最も愛するピアニストであるアルフレッド・コルトーの極めつけの名演、ショパンの24の前奏曲を公開します。これはコルトーの得意とする演目であったようで、録音はセッション録音で1920年代、30年代、40年代、50年代の計4回も録音しています。長らく未発表でその存在さえ知られていなかった1950年代の録音が先年発売されたコルトーのBOXセットで初公開されたのは熱心なファンの方であればすでにご存知のことかと思います。

今回公開するのはセッション録音ではなく、1955年にミュンヘンで行われたライブ演奏の収録とされているものです。イタリアのチェトラからLPで発売されたのが最初で、その後もイタリアのさまざまなレーベルから同じテープ、またはそのコピーを使用したと思われるディスクが発売されています。音質はこの時代のドイツの放送録音としてはさほどよくありませんが、それでも上記の一連のSP録音とは比較にならないほど豊かなソノリティで、コルトーの無類の個性を十分にとらえています。

私が世に名高い「コルトーのショパン」をはじめてきいたのは、実はこのミュンヘン・ライブでした。私がコルトーに夢中になったきっかけとなった記念すべき?演奏でもあります。技巧面で多くの傷がありますが、幽玄、豪壮、雄大、繊美の粋をきわめ、空前絶後のファンタジーをこの曲から引き出してみせた、数あるコルトーの演奏の中でも屈指の名演であり、永遠に残されるべき貴重な記録ではないかと思います。どうぞ、お楽しみください。

フレデリック・ショパン:24の前奏曲集 op.28

アルフレッド・コルトー(ピアノ)

1955年
ミュンヘンでのライヴ録音

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コルトー~ショパン_24の前奏曲(1955年ミュンヘン・ライブ)

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ルフェビュール ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番(1961年)

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第一楽章


第二楽章


ご無沙汰しておりましたが、心機一転というわけではなく、前回の続きです。ルフェビュールお得意のベートーヴェン、しかもこれまた難物の作品111です。

実は、ルフェビュールのベートーヴェンで筆者が一番好きなのは「ハンマークラヴィーア」ソナタなのですが、これはまだパブリック・ドメインではありません。その代わりというわけではありませんが、いずれにせよ、こうした難曲に取り組むときのルフェビュールの気迫、火の玉のようなエネルギーには非常に心惹かれます。スタジオでの放送用セッションのようで、一発録りなのでしょうか、結構ミスタッチも目立ちますが、委細構わず突き進む剛毅さは、昨今の軟弱でひからびたベートーヴェン演奏に物足りぬ思いをされている愛好家の皆様にぜひおききいただきたいところです。どうぞ、お楽しみください。


ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111

イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)

1961年7月6日
パリ、Maison de Radio-France でのセッション録音

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ルフェビュール ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番(1961年)

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ルフェビュール~ベートーヴェン ディアベリ変奏曲(1956年)

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今回はルフェビュールお得意のベートーヴェンをお届けします。前回も書いた通り、フランスものももちろん素晴らしいルフェビュールですが、実はバッハ、ベートーヴェン、そしてドイツ・ロマン派で実に見事な演奏を残しています。中でもベートーヴェンの素晴らしさは特筆に価します。録音で確認できる限りでは、フランス人ピアニストでこれほどのベートーヴェンをひいた人は、現在に至るまでほかにいないのではないでしょうか。

今回ご紹介する音源は、ルフェビュールが非常に得意にしていた「ディアベリ」変奏曲。ピアニストにとっては技巧的にというよりも表現、演奏効果という面できわめつけの難物ですが、ルフェビュールはこの曲の録音中の白眉といえる見事な録音を2度にわたって残しています。ルフェビュール独自のカットを施した短縮版ですが、全曲を通してきくにはこのくらいがいいのかな、と私などは感じます。

ルフェビュールの「ディアベリ」に関しては、かのヴィルヘルム・ケンプが、あるインタビューで「あなたは、なぜ『ディアベリ』をひかないのか?」と尋ねられた際に、「あの曲は、マドモワゼル・ルフェビュールのものだよ」と答えたというエピソードが残っています。一般のファンよりも演奏家の間でよく知られ、尊敬されていたルフェビュールですが、二十世紀を代表する、ドイツ正調の大ベートーヴェンひきであるケンプがこのような言葉を残したということから、ルフェビュールの実力のほどがうかがい知れるかと思います。

では、どうぞお愉しみください。


ベートーヴェン ディアベリの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op.120

イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)

1956年3月7~8日
パリ、Salle Adyarでのセッション録音

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ルフェビュール~ベートーヴェン ディアベリ変奏曲(1956年)

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イヴォンヌ・ルフェビュール~バッハ名演集(仏VSM FBLP1079)

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前奏曲とフーガ イ短調 BWV543(リスト編)


主よ,人の望みの喜びよ(マイラ・ヘス編)


前回に続きルフェビュールの名演を。ルフェビュールはラヴェル、ドビュッシー、デュカスなどのフランスものでも素晴らしい演奏を残していますが、最も得意としたのはベートーヴェン、そしてバッハ。またシューベルト、シューマンなどのドイツ・ロマン派でも見事な演奏を残しています。今回は、ルフェビュールの残したわずかなレコード録音の中から、お得意のバッハの編曲ものをご紹介します。仏FBLPの10インチ盤からの復刻です。残念ながらあまり盤質がよくなく、まるでSP盤のようなスクラッチノイズがまとわりつきます点、あらかじめお詫びしておきます。

かのリパッティもバッハの編曲ものを得意としていましたが、コルトーに弟子入りしたリパッティに直接のレッスンを与えたのは、エコール・ノルマルでコルトーの助手を務めていたルフェビュールでした。おそらくバッハも教えたことでしょう。リパッティの有名な録音「主よ、人の望みの喜びよ」とききくらべてみるのも一興かと思います。どうぞ、お愉しみください。

バッハ:
前奏曲とフーガ イ短調 BWV543(リスト編)
オルゲルビュッヒライン~主イエス・キリスト,われ汝を呼ぶ BWV639(ブゾーニ編)
前奏曲(幻想曲)とフーガ ト短調 BWV542(リスト編)
カンタータ第147番~主よ,人の望みの喜びよ(マイラ・ヘス編)

イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)

1950年代
仏HMV(La Voix de Son Maitre)録音
FBLP 1079 10インチ盤より復刻

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イヴォンヌ・ルフェビュール~バッハ名演集(仏VSM FBLP1079)

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ルフェビュール, フルトヴェングラー&BPO モーツァルト ピアノ協奏曲第20番(1954年)

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第1楽章


第2楽章


第3楽章


久しぶりの更新です。随分間が空いてしまい、楽しみにしてくださっていた方々には大変申し訳ありませんでした。

今回は非常に有名な演奏で、説明は特に不要かと思います。とはいえ、1954年の優秀な放送録音である割には、入手しやすい良好な復刻が少なく、評判にひかれてきいてはみたけれど、あまりぴんと来なかった・・・という方も多いのではと思います。

さまざまな復刻がありますが、最も優れているのはLPで出たフルトヴェングラー協会盤です。次いで東芝のLPでしょうか。CD時代に入ってからのものはどれも冴えません。今回用意した音源は、協会盤には及びませんが、少なくともその趣は伝えられるレベルにあります。テープの傷みがあるようで、楽章冒頭の音揺れなどがいささか気になりますが、生々しい臨場感、冷たくならない響きの充実感、温かみなどは十分にこの録音の真価を伝えていると思います。

なお、協会盤LPはむろん入手困難ですが、これを盤起こししたCD-Rがサイレント・トーン・レコードから頒布されておりますので、ご関心のある方にはお薦めします(参照リンク)。現状では、市販品としては最も優れた音でこの録音をきくことのできる音源かと思います。


モーツァルト ピアノ協奏曲 第20番ニ短調 KV.466

イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー

1954年5月15日
スイス、ルガーノ、テアトロ・アポロでのライブ録音
スイス・イタリア語放送(RTSI)による収録
プライベート・テープより復刻

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ルフェビュール, フルトヴェングラー&BPO モーツァルト ピアノ協奏曲第20番(1954年)

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