Adobe XDの学習コンテンツ( http://design-zero.tv/i/xd1/ )の動きがよいので「テキストキャスティング」をやることにしました。DreamweaverやMuseのテキストキャストと同じ形式で更新していきます。
急遽決めたことなので、Dreamweaverのときより少ないですが、参加してくれる高校生は4人です。平日は無理なので、明日、明後日の週末に配信していきます。

参考:
Dreamweaverのテキストキャスト
「中学生のためのレスポンシブWebデザイン」



第1回「XDはUXツールの「いいとこ取り」だけど、必要最低限の機能からスタートしてるんだ!」


Adobe Experience Design(アドビ・エクスペリエンスデザイン)を活用したUXデザイン入門、今日が第1回目です。製品名が長いので、ここではAdobe XD(エックスディー)と呼びますので、覚えておいてね。

まず、最初に知っておいてほしいのは、正式な製品ではないということ。製品名の後に「プレビュー版」って付いているでしょう。これは、まだ開発中ってことなんだ。


プロトタイピングをやっている人たちに試してもらって、「もっとこんな機能が欲しい」とか「この機能は使いづらい」といった意見を聞くために実施しているんですよ。

XDの画面を見ると「えっ、機能ってこれだけ?」と思うかもしれないけど、いまは必要最低限の機能しかないんだ。


もうちょっと詳しく言うと、作りかけのものを公開しているんじゃなくて、一応「完成した製品」なんです。「必要最低限の機能」だけど完成品として出している。そうしないと、仕事などで実際に使ってもらえないでしょう?

この図を見ればわかると思います。
上は製品をつくっている途中、下は全て完成品なんです。

開発中だけど、実際に仕事に使ってもらえるように、完成品を出しているんだ。


※図版は、一人出版社が2015年にリリースしたコンテンツ「「経験知」を獲得する力・伝える力 リーンとアジャイル、デザイン思考を組み合わせる」から。
このイメージは、2014年9月にO'Reilly Mediaから発行されたJeff Patton(ジェフ・パットン)の著作「User Story Mapping(ユーザーストーリーマッピング)」を参考にしました。


なぜ、こんな方法でやっているかわかりますか?

プロトタイピングって、いろいろな手法があって、使われているツールもさまざま。専用のツールを使っている人もいれば、Photoshop(フォトショップ)という画像を処理するためのソフトを使っている人もいる。もっと言えば、PowerPoint(パワーポイント)というプレゼンテーションするためのソフトも使われているんだ。

XDは、これらのツールの「いいとこ取り」だけど、必要最低限の機能だけで公開している。

ここから先は、開発している人だけの思い込みでつくるわけにはいかないので、プロトタイピングやっている人たちから意見を聞きながら進めよう、ってことなんですよ。
だって、誰も使わない機能をたくさん付けちゃうかもしれないでしょ。


「これからこんな機能を付ける予定だよ」という内容は公開されていて、そのスケジュールに沿って進められている。この情報をロードマップって言うんだ。ロードマップがないと、どんなツールになっていくのかイメージできないので。

でも、集まった意見によっては、すでに付いている機能がなくなるかもしれないし、まったく予定していなかった機能が付く可能性もあるよね。


ということで、
XDは「完成品」だけど、正式版ではないってことが理解できたかな?

明日(土曜日)は、プロトタイピングという作業についてじっくり学んでいきます。



※このテキストキャストは、以下のコンテンツには含まれない主に概論パートを中心に構成しています。

Adobe Experience Design(XD)
プロトタイピング[基礎編]


シンクゼロマガジンとは?

筆者:
Creative Edge School Books