「印刷会社が、Adobe Museで実現可能な新事業とは?」で、Museによって制作コストを大幅に減らし、シングルページウェブサイトの領域で事業を軌道に乗せたデザイン会社について書きましたが、コスト削減のポイントは「部品化」にあります。

マウスドラッグだけで独創的なページを作成できる自由度の高さがMuseの利点ですが、一方で、豊富なウィジェット、ライブラリによる徹底したモジュールベースのページ制作を実現していることもMuseの大きな特徴です。


これは、Museのテンプレートですが、複数の「部品(ウィジェット)」で構成されています。

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以下のスクリーンキャストをご覧ください。




プランモードでサイトの構造を変更すると、ナビゲーションバー(メニューウィジェット)に反映されますが、モバイルのナビゲーションは別のウィジェット(アコーディオン)との組み合わせで実現しています。
ウィジェットの中に、別のウィジェットを挿入しています。

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マウスドラッグで組み立てられるのが、Museのすごいところで、カスタマイズもウィジェットのオプションパネルで簡単に実行できます。


例えば、このウィジェットは、ブログを複数の部品に分解し、Muse上で再構築するというユニークなソリューションです。「情報の更新はWordPress、外観はMuse」という役割分担でサイトを作成します。

MusexPress

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興味のある方は、解説ビデオがYouTubeで公開されていますので、ご覧になってください。

Adobe Muse and WordPress | MusexPress Blog


このように、マーケットプレイスで販売されているMuse用のウィジェットを購入して、組み立てるだけで、ウェブアプリを開発することも可能です。

Museの標準機能では不可能なことも、ウィジェットで補完しながら、実現できるわけです。海外のデザイン会社などは、クラウドソーシングでMuseのウィジェットを作ってもらい、自社のワークフローに組み込んでいます。

参考:
MuCow(Muse Configurable Options Widget)

Build a MUCOW widget



「一から手作業で作り上げていく作業」と「ウィジェットで組み立てる作業」を明確化することが、コスト削減を実現させます。


Muse CC 2015 導入ガイド[固定幅編]( http://design-zero.tv/i/m1/ )の続編となる[可変編]では、ワークフローの構築も学べるようにカリキュラムを作成しています。固定幅編が基礎になっていますので、それほど難易度の高い内容ではありませんが、Dreamweaverなどのウェブツールとはまったく異なる作業なので、ウェブ制作の経験がある人ほど、発想の転換が必要になるかもしれません。



記事:

印刷会社が、Adobe Museで実現可能な新事業とは?

第四回「自治体に提案する「まち歩き」の楽しさ、魅力を伝えるコンテンツ」

第三回「成功例(1)インフォグラフィックを効果的に使った新製品・新サービスの特設サイト」

第二回「参入障壁の低い領域(一般的なウェブサイト制作)と、UXのコンサルティング会社が手掛ける専門領域から離れる、近づかないこと」

第一回「一人出版社が、Museを採用した理由」



関連コンテンツ:

Muse CC 2015 導入ガイド[固定幅編]
マウスドラッグだけでつくるレスポンシブWebデザインのワークフロー
電子書籍(EPUB)とレッスンデータ/講座ビデオ(40分)/価格:800円(税込)


一人出版社のつくり方

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シンクゼロマガジンとは?

筆者:
Creative Edge School Books