2023年11月20日

11月19日

レコードに相応しい音質、この音質が、フォノイコライザには大切です。色々な機器を聞いてみたけれど、真空管式とモジュールやFET内蔵のものでは決定的にちがう。空気を震わせるエネルギーの強さが違う。真空管が白黒とすれば、モジュール-FET類はグレーの濃淡の世界から抜け出せないでいます。映画でいえばオリジナルプリントを映写するのと、ディジタル化した映像を觀るくらいにその差はあります。微弱な電流を扱う部位なのですから。礼儀正しく誠実であるのはいいけれど、数値に頼るのではなく、感覚を磨くほうが僕は好きです。そういう点からして管球式は他の素子より時代の空気に馴染む音質であることは確かです。レコード自体その優秀録音のほとんどは真空管のシステムで制作されたのですから。
一本のもみぢに血のしたたるを見た朝でした。


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