2012年02月12日

ニュー・ヴィンテージオーディオ 9

ニュー・ヴィンテージがオーディオにもたらすもの
ニュー・ヴィンテージにある思想や行為がオーディオにもたらすもの、一言で言えば信用と信頼です。 現代のオーディオでは、信用や信頼という言葉は完全に死語となり、販売する側も購入する側もお互いに疑心暗鬼で、口にこそ出しはしませんが、心の中は真っ暗闇です。 ニュー・ヴィンテージとなると、こうした心にある闇を取り払い、晴れ晴れとした青空を取り戻すことが出来るのです。 何しろ入り口から出口まで、販売者側が自らの見識に映して、購入者に最も適した機器をお見せし、お聞かせするわけですから、だますとかだまされるとかいうことが入り込む余地が無いのです。 購入者の判断基準は、ただ、出ている音をよしとするか、またはしりぞけるか、それだけなのです。 単純明快です。 これは本来オーディオでは当たり前のことでした。 それがいつの間にか、違う様相を呈しているのは、一体いつどこでどんな販売行為が行われてきたからなのか? 今は触れずにおきますが、とにかくオーディオというものを本来あるべき姿に定める力がニュー・ヴィンテージにはあるということを知っておいていただきたいのです。 キーワードは信頼であり、オーディオというものは販売する側と購入する側の信用により初めて成り立つものです。

ニュー・ヴィンテージのオーディオルームへのはたらき
仮にニュー・ヴィンテージのシステムを揃えたとしたら、オーディオルームは劇的な変革を遂げるかもしれません。 真のホームオーディオが実現されることにより、何より人間が快適に生活できる空間に置かれることになるからです。 いかにもオーディオマニアであるのを示すかのようなアンプリファイアやスピーカーがごちゃごちゃして、ケーブル類が産卵している部屋では、正直言ってニュー・ヴィンテージのシステムはストライキを起こして、まともには鳴りません。 そのため、ユーザーは自然にリスニングルームを片付けることを余儀なくされ、結果人間が落ち着いて音楽を鑑賞するに値する居住空間が実現することになります。 また、たとえごちゃごちゃのリスニングルームに、ニュー・ヴィンテージシステムが置かれたとしても、やがては自然に、あるいは必然的に、それまで雑然と置かれていたオーディオ機器は退出することになると、思っています。 ニュー・ヴィンテージによって得られる再生音が、今までのオーディオシステムのいたらなさを白日のもとにさらしてしまうからです。 俺は一体、今まで何を聴いてきたのか、と思うかもしれません。 つづく
以上T氏



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