2007年07月31日

TD124 電源コード試作品

朝、散歩しているのは健康回復のためもあるが、野菜を調達するのも楽しんでいる。 無人販売所では、一袋百円で、ナスやトマトにきゅうり、とうもろこし等々、外川の商店で、ピーマン、シシトウ、インゲン、そら豆、キャベツ、アスパラガス、新芋、その他諸々を選ぶ。 Main Cableそれが、このごろは実に楽しい。 朝は皿一杯の茹でた野菜をそのままか、黒七味で少し香りをつけていただく。 これがうまい。 夜は、スパゲッティに溺れている。 茹でる湯に塩、野菜を炒めるのににんにく、唐辛子、オリーブ油とブランデー。 あとは香辛料、調味料は使わない。 トマトからでる旨味の水分をスパゲティに吸わせて、とにかく新鮮なうちに口まで運ぶ。 銀線料理は十分くらいで作る。 とにかく、朝銚子で採れた、新鮮なトマトのあの酸っぱい甘い汁をたっぷり吸わせたスパゲティには、うなる。 シシトウでペペロンチーノもいい。 これも野菜の、土地の恵みを感じるくらいにうまい。 採れたての野菜の旨味をスパゲティに移す感じに、この夏はずーっと溺れている。 これをはじめてしまうと、あのレトルト袋詰めソースがおぞましく見えてくる。 自分の食べるものが塩分たっぷり、脂肪分たっぷり、しかも何ヶ月も前に作られた香辛料保存料たっぷりで、コンナモンカという感想しか出てこない食べ物は、もういいや、というのが正直なところ。 実際、レトルトの袋を温める前に開けルト、結構クサイ。 予約で一杯のシェフが作ったレトルトは、確かに最先端の食品保存技術とシェフのノウハウ?が入っているのだろうが、それはどんなに頑張ろうと、クサイ。 シンプルに作られたものにはかなわない。 
写真はTD124用に開発された電源コード。 早速、取り付けて試聴してみた。 音は滑らか、微に入り細に入り、優等生の音質。 いままで聞こえなかった音まで、再生してくれる。 しかし、いかにも不自然だ。 音像が整いすぎた顔立ちは、手放しで喜べない。 何故なら、音が生きていないから。 もちろん自然、不自然は、個人によって判断は異なる。 Hospital Grade でも、聞くのは人間であり、ましてや、趣味の世界である。 これを最高無敵のTD124電源コードと喧伝するひともいるだろうが、こうしたヴァーチャルな音の世界を、耳が受け付てはくれない。 思うに、この電源コードは、初期性能に還らせるものではない。 モデファイである。 モデファイで確かに音は変わる、が、必ずモデファイの副作用に悩まされる。 それは大概の場合「生気のなさ」。 いつの間にか、オーディオの世界では「おまけ」を付けたくなる動きが支配している。 本体を保つことを忘れてはいけない。 ましてや、自分の勝手な思い込みで、これを付け足せば良くなると勝手に妄想しないで欲しい。 ちゃんとした製品は、ちゃんとしていれば、良い音が出るように製造されているのを信じて欲しい。 電源コンセント以下は、商品に付けられたコメント。 「スイスの職人によるハンドメイド。 993純銀棒から一本一本のリード線が作られている。 ケーブルは手で縒られている。 リード線はシールドされており、H.F.(ラヂオ周波数)ノイズのモーターへの混入を防いでいる。 是非試聴してみてくれ。 これはKILLER PRODUCT だ。」 現在、スイスではTD124用の電源部も製造しているから、それに対応するコードかもしれないので、この時点での判断はやはり無意味か。 電源部のプロトタイプが届いてから、もう一度試してみよう。

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