2011年08月02日

デュオド物語 13

ホーン部について
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デュオド専用エンクロージャーの構造を述べるにあたり、何故このホーン部を別に解説することにしたのか。 ホームユースに使用するホーンは、業務用のものとは異なっていると言うことを知ってもらう為です。 それを知らなかった為に本国アメリカではまずホームユースには用いないアルティックA7A5を平気でオーディオ用に使ったりしてしまうのです。 本来ホームユースでホーン型を使う場合は、業務用の様に信号に対する音響変換率重視では無く、音質を考えたものでなければなりません。 つまり出来るだけデカイ音を出す為では無く、良い音質を得る為のものである必要があります。 そしてこれを可能にするには、ホーンに様々な仕掛けを施すのですが、良くご存じのクリップッシュ型や、ハーツフィールド等の構造にそれを思い出すことが出来ます。 これらの構造は一応エクスポネンシャルホーンの定理に沿っておりますが、かなり大胆にモディファイされているのです。 ところが不思議なことに、これらの構造の意味するところとなると、オーディオ評論家の人達は途端に雄弁さを失い、口をつぐんでしまうのです。 ここの所の何たるかを明らかにせず、ホーン型の利点ばかりに言及してしまう為、結果としてどう見ても部屋に合わない大型ホーンスピーカーを使ってしまうことになるのです。 しかもPA用とホームユースの差位にも言及することもありません。 それゆえユーザーはアメリカ型のPA用のホーン理論しか知らないのです。 そしてアメリカ式のホーンスピーカーの再生音をダイレクトに聴いてしまうことになるのですが、これがジャズ再生では良いかもしれませんが、クラシックの再生においては、まったく不向きでありオーケストラのプレゼンス等が決定的に不足することになります。 PC100043 しかしこれもアメリカ人が聴くのなら文句は出ないはずもなく、デカイ音でそれなりに良い音であれば何処に不足があるか?と言うはずです。 さて前置きはこの位にして、ホーン部の説明に入りますが、まず目に付くのは本来ホーン部であるべき部分をスロートと表記してありますが、役割としては本当にスロートであります。 何故スロートなのかと言えば、デュオドというユニットがタンノイの様に、コーン紙のカーブをホーンフレアー化しておらず、いわば未分化の状態であり、そのままホーンフレアー部と接合すれば不整合となってしまう為です。 したがってスロートなのですが、ここで重要なのはユニットのコーン紙が円形であるのに対して、関口部は四角であると言うことであり、円を角に変えるにはそれなりの苦労が必要になります。 そこで,良分は直角(バッフル面に対して)になっております。  これは第一ステージ部でここの部分でユニットから出る音は整列され次の拡大されたスロート部に向かうことになります。 つづく
以上T氏


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2011年08月