2012年07月30日

仏Schlumberger レコード再生機 上陸

RIMG0631仏Schlumberger社製フランス国立放送仕様の機器到着。 中部フランス在住の所有者が往復500Kmをパリの知り合い宅まで運んでくれたおかげで、日本に輸入することが出来た。 貴重な機器を日本の方々に紹介できるのも彼らのおかげだ。 早速50Kg木箱開梱し中身を取り出してみる。RIMG0611
分厚い仕様書(1970)と接続コード、ステレオ用シェルも付属。 パーフェクトな荷造り。
TD212は Turne Disque 212 の略でトランジスタイコライザプリアンプ付きモノーラル出力レコード再生機。

RIMG0635

とりあえずSupravox社製RTFモニタースピーカで音出しテスト。 良い。 問題どころか、これこそフランスの再生音、英国のそれとはまた全然違う。 EMTと決定的に違うのは、まず音楽に満ちていること、前身のピエール・クレマン社のポリシーをそのまま受け継いでいる。
最上の状態ではあるが、電気的にも機械的にも徹底的にレストアする予定。
レストアは性能向上のためもあるが、それより僕らの好奇心と発見をもたらしてくれる。
RIMG0650早速T氏がモーター分解をはじめる。
ローター重量600g、軸受けの精度の高さ、そこにも驚きと発見がある。
Schulumberger(シュリュムベルジェ)社は、Pierre-Clement社を60年代後半に買収した、仏放送局用機器や検査器製造メーカーで、詳しくは誰でもコンピューターで調べれは知識だけは得ることができる。
その音質と性格は実際に聴いてみないと、知るべくも無い。
今回のSchlumbergerはプリアンプ部がとても状態が良かったので胸を撫で下ろした。 パリの友人が入手時にチェックしてくれたのが大きい。 このプリアンプの音質が素晴らしいので入手したのだから。
レストアが完了したら、また報告する予定。

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