英 FERRANTI 社 M1 スピーカー 3
フェランティM1用レコードプレイヤーとアンプリファイアー
フェランティM1を鳴らすにあたって、TD124よりやはり同じ英国製のレコードプレイヤーが相応しく、選んだのが1950年代初めのコニサークラフツマン社製の2スピードフォノモーターです。 アームはEMI社製、専用カートリッジと昇圧トランスで構成されたものです。 この組み合わせは以前ご紹介しており、その後キャビネットを分解、修整し、音の調整を行いました。 改訂前のものはダンピングファクターが強く、剛直ではあるが柔らかさに欠けた所があったからです。 この再調整によって音の印象は全く変わってしまいました。 柔らかく切れ込みながら澄んだ音が出るようになったのです。 また昇圧トランスは向きや置き方によって誘導ハムの出方が違ってくるため外部に出し、自在金具を作り、上下左右向きが可変できるようにしました。 この様に誘導ハムノイズが出やすいトランスは完成度が低いと思われるかもしれませんが、それは誤りです。 誘導ハムを拾わないトランスからはロクな音が出ないし、ハムを拾うくらいの鋭敏でなければ良い音は出ません。 アンプリファイアーはDECCA社の通称、BEAU-DECCAと呼ばれる品で1948〜50年にかけて作られたものです。
しかしBEAU-DECCA単体で使うとMMカートリッジが使えないばかりか、SN比の点で今日のレベルでは決して褒められたものではありません。 そこでリーク社のプリVarislope-2を接続できるようにしてゲインを稼ぐと同時に多用なイコライジングに適応にするフレキシビリティを備えています。 またMICポジションをRIAAポジションに変更しておきました。 これによりほとんどすべてのLPレコードに対応可能です。 DECCA XMカートリッヂ使用の場合、プリをパスしてBEQU-DECCA単体で再生可能となります。 つづく
以上T氏
フェランティM1を鳴らすにあたって、TD124よりやはり同じ英国製のレコードプレイヤーが相応しく、選んだのが1950年代初めのコニサークラフツマン社製の2スピードフォノモーターです。 アームはEMI社製、専用カートリッジと昇圧トランスで構成されたものです。 この組み合わせは以前ご紹介しており、その後キャビネットを分解、修整し、音の調整を行いました。 改訂前のものはダンピングファクターが強く、剛直ではあるが柔らかさに欠けた所があったからです。 この再調整によって音の印象は全く変わってしまいました。 柔らかく切れ込みながら澄んだ音が出るようになったのです。 また昇圧トランスは向きや置き方によって誘導ハムの出方が違ってくるため外部に出し、自在金具を作り、上下左右向きが可変できるようにしました。 この様に誘導ハムノイズが出やすいトランスは完成度が低いと思われるかもしれませんが、それは誤りです。 誘導ハムを拾わないトランスからはロクな音が出ないし、ハムを拾うくらいの鋭敏でなければ良い音は出ません。 アンプリファイアーはDECCA社の通称、BEAU-DECCAと呼ばれる品で1948〜50年にかけて作られたものです。
しかしBEAU-DECCA単体で使うとMMカートリッジが使えないばかりか、SN比の点で今日のレベルでは決して褒められたものではありません。 そこでリーク社のプリVarislope-2を接続できるようにしてゲインを稼ぐと同時に多用なイコライジングに適応にするフレキシビリティを備えています。 またMICポジションをRIAAポジションに変更しておきました。 これによりほとんどすべてのLPレコードに対応可能です。 DECCA XMカートリッヂ使用の場合、プリをパスしてBEQU-DECCA単体で再生可能となります。 つづく
以上T氏