新しいコンセプトでエンクロージャを製作する 4
電気再生でのクオリティの重要性
機械式である蓄音機と電気再生との差異。 それは電気再生は機械式蓄音機よりもずっと大きな音が出ることであり、音量を自在にコントロールできることでしょう。 このコントロールする力こそ電気再生のもっとも大きな利点であり、その利点を生かすにはスピーカユニットに送る電気信号の量に含まれる質をどうやって生かすかに電気再生の良否がかかってきます。 言い換えれば電気再生は音量により電気信号の質が変化するのです。 つまり、使用するスピーカシステムに最適なアンプリファイアのヴォリューム位置をみつけることが大事になります。 そのためにはスピーカシステム全体の電気信号に対する追従性の在り方をよく聴き取らなければなりません。 良質な信号と言うものには浸透力があります。 良質な信号により高められたスピーカは実際には大きな音と感じられなくても、現実にはかなりの音量が出ているはずです。
我国のオーディオメーカにしろ販売店にしろ、デモンストレーションでは家庭では考えられない大きな音を出し、聴き手の聴覚をマヒさせてからこのような現象を錯覚させていたのが通例であり、これは電気の力を開放したのではなく、悪用したものです。 現実にはありえない大音量でのJAZZ再生はホームオーディオではなく、PAのやり方です。 ハイフィデリティを志向するのであれば、実際のセッションと同じレベルの音量以下で再生するべきでしょう。 JAZZならば、それは容易にできます。 つづく
以上T氏
機械式である蓄音機と電気再生との差異。 それは電気再生は機械式蓄音機よりもずっと大きな音が出ることであり、音量を自在にコントロールできることでしょう。 このコントロールする力こそ電気再生のもっとも大きな利点であり、その利点を生かすにはスピーカユニットに送る電気信号の量に含まれる質をどうやって生かすかに電気再生の良否がかかってきます。 言い換えれば電気再生は音量により電気信号の質が変化するのです。 つまり、使用するスピーカシステムに最適なアンプリファイアのヴォリューム位置をみつけることが大事になります。 そのためにはスピーカシステム全体の電気信号に対する追従性の在り方をよく聴き取らなければなりません。 良質な信号と言うものには浸透力があります。 良質な信号により高められたスピーカは実際には大きな音と感じられなくても、現実にはかなりの音量が出ているはずです。
我国のオーディオメーカにしろ販売店にしろ、デモンストレーションでは家庭では考えられない大きな音を出し、聴き手の聴覚をマヒさせてからこのような現象を錯覚させていたのが通例であり、これは電気の力を開放したのではなく、悪用したものです。 現実にはありえない大音量でのJAZZ再生はホームオーディオではなく、PAのやり方です。 ハイフィデリティを志向するのであれば、実際のセッションと同じレベルの音量以下で再生するべきでしょう。 JAZZならば、それは容易にできます。 つづく
以上T氏