2016年01月20日

リステンパルトのバッハをオークションに

バッハ カンタータ56番 169番 リステンパルト 仏CFD
録音1965年  赤に白のル・クラブ・フランセ・デュ・ディスクレーベル(白抜きSTEREOオリジナル)  ミネラルたっぷり含んだ可愛い音色のオルガン、純正律の弦楽合奏がサクサクとかみ合って寄せてきます。 弦には自然なエコーがかかり、しなやかなポシティフ・オルガンに残響がないという素晴らしい音場感! バッハをゴキゲンなサウンドで聴きたい方に、あの北ドイツでガチガチの暗さから開放された音楽を聴きたい方に、カンタータなのになぜそんなに深刻ぶるんだいと思っている方々に、聴いていただきたい。 問題は再生音が聞き手を音楽の世界に誘い込めるかどうか。  ristenpart『そうだとすると、いま私たちが、最新の録音と最新の再生装置で聴く音を、まるで目の前で演奏されているかのように感じていたとしても、この音をもしも、あと20年も経たのちに聴いたとしたら、当時の人たちはこんな程度の音を生々しいと感じていたのか! と、はたして思うのか思わないのか……』 と瀬川冬樹という人が20年ほど前に書いた。 はじめて聴いた時からこのレコード20年は経つけれど、そのとき真剣に再生し聴いた音は色褪せることはありません。 焦点深度のたっぷりある再生音場には、聞こえる音と聞こえない音が共に存在して、その間には、『何か』が確かにある。 最新録音では、聞こえない音が聞こえてこないように思うのです。 ここには澄み切った美味しい水が流れます。 ザールで吹き込まれたレコードからは、いつも明るくて内なるほほえみがこぼれています。 オリジナル薄紙内袋入り  フランスプレス

その他ディノ・チアーニのRICORDI盤、バリリ四重奏団のデュクレテ盤、シュタルケルのコントルポワン盤を
ヤフーオークションに出しました。 






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2016年01月

2016年01月19日