TD124 in FERRARI RED

フェラーリレッドをＴＤ１２４に吹き付ける。　スイスから写真が送られてきた。　ＴＤ１２４の再塗装が可能になったと報せてきた。　写真はフェラーリ・エンスーの依頼で塗装されたトーレンス。　コンソールとアームボードの黒がコントラストをつけて、サマになっている。　日本人は、こういう突き抜けた発想がなかなか出てこない、というより、やっちまえ、の踏み出しが弱い。　この赤は、踏み込みの強い、邪心がたぎる色。　起承転結にウダウダこだわらず、ここぞと言う時、イキナリ瞬発力を予感させる。　継続は力なりなんて笑い飛ばすジュリアン・ソレルが２３歳で処刑される色だ。　きれいに塗装を削ぎ落として、下塗りをして、血の色にでも炎の色にでも仕上げる。　色が違うと、音の印象も随分違ってくるはず。　虚栄心は、彼の地では、避けては通れぬ美徳である。　希望者は連絡くだされば、こちらで部品を全部はずしてシャシーをスイスに送らせていただく。　もちろん、オリジナル・ベージュに再塗装も可能。　

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