2007年09月06日

サブ・システム

セカンド・カーのチョイスでその人の感性にくすぐられたりするものだ。 サブ・システムって、聞き流していても気持ちよく、ときどき、あれっという感じで聞き込んでしまうくらいの音楽を流すことがある。 STS240 針先今日は、そのサブ・システムの愉しみを書いてみる。 サブ・システムはまず、手がかからない、アンプがへたらずに長時間聞ける、耳にひっかからない音質、嫌な音を出さない、出来たらエキゾティックなデザインで、交換針が安くてたっぷりあって、とにかく余計な事を気にせずにリラックスできるのが望ましい。 ELAC ST244家族が操作できて、多少ぞんざいに扱ってもかまわない。 それでいて、「なんだ!」という音が出たりする。 あそべる装置。 だから、カンタンにサブ・システムといっても、案外難しい。 カートリッヂはELAC STS240、プレイヤーはピエール・クレマンのセミオート、アンプはトーレンスのプリ・メイン、そしてスピーカーはフィリップス12吋ダブルコーンフルレインジ1発をT氏製作米国仕様GRF箱に組み込んだもの。 耳は意外とシビアにできており、嫌な音がしたり、周波数特性のバランスが狂っていたりすると、ぼんやりしていても長い時間は聞いていられないものだ。 Pierre Clement出力電圧が高くモノーラル結線のエラックカートリッヂは、実際にクレマン社のプレイヤーシステムと組んでフランス国立放送で採用されていた。 そのため、シェルはこのエラックのデザインに合せて作られている。 トーレンスの古いアンプは左から二番目のツマミがフォノ入力の感度調整用で、エラックの高出力電圧をうまく加減できて実に使い勝手が良い。アンプの出力は10ワットで、100デシベルを超えるスピーカーシステムに必要にして充分。 THORENSプリメインアンプとベンチレーターただ、このアンプは発熱するので、写真のように静粛なファンを厚紙の箱に入れて、穴を開けた棚板の下から軽く回してベンチレーションしている。 だから長時間使用してもヘタらない。 フランスのプレイヤーはスタジオ用からイクォライザーアンプを省き、オートスタート、オートストップ機能が付属した家庭用だ。 セミオート機能が確実に動作して回転を自動的にストップしてくれるから、好きなときに椅子から立って、レコードをかけ替えられる。 PHILIPS in GRF音質は八割がた合格で、「耳八分目」のクオリティ。 それが、ひょんなときに、とっておきのメイン装置を超える音楽を再生するから、困る。 こうして聞いていると、音楽にのめりこめる音って計算づくでは出せないものだ。 耳って集中して聴かないほうが、音楽をよろこんで捉える能力が増すし、気持ちよく聞いているという実感がある。 野暮なことはいいっこなしで、着流しで気持ちよく聴く。 聞き流すのも聞き込むのも、お好み次第で、気まぐれ天気。 ドイツ/フランス/スイス/オランダ製の組み合わせ、英米抜きの非アングロサクソン系だ。
この頃散歩していると、どこからともなく蝶々が近寄ってきて、何かささやいていく。 行く先をひらひら飛んで、しばらくして消えてしまう。 この夏は何度もこういうことがあった、蝶々は不思議ないきものだ。



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