2008年01月15日
シリーズ カラード301 その5
以下T氏
モーターの組み立て
クリーニングを終えたらモーターシャフトをみがき、マイクロコンパウンドで研磨し最後にベンジンでよく汚れをとっておきます。
組み立ては、まずモーターカバー下部のモーターシャフト受けにグリスを多めに入れておき、モーターシャフトを入れ、上部カバーをはめ込みます。
上部カバーのモータースピンドル回転部にオイルを注入し、ナットでカバーを固定します。この際、ナットは完全にきっちりしめず、センター出しを行ったのち完全に固定します。
ガラード301はこのままでも充分動くように作られたモーターなので、まずスライダックで25Vあたりでモーターを起動させます。
この時注意しなければならないのは、配電板スイッチ部にナットのような金物をはめないと電気は来ないので何かしらの処理を行ってください。感電を防ぐためにこの配電板にはビニールを巻いておきます。
しばらくこのままで回し、15分ほどたったら希望の起動電圧でモーターを作動させます。15Vくらいが妥当だと思われます。
くれぐれも10V以下で起動させてはいけません。あまり起動電圧を低く設定すると、センタースピンドルの抵抗値よりモータートルクが上回り、回転が早くなりすぎる恐れがあります。
ここでなぜモーター下部のローター受け金具には、グリスを使用し上部ではオイルなのか?モーター下部受けはオイルでは内部のよごれが出にくい為です。グリスなら回転により保持金具より出るのが容易だからです。上部は上からオイルを注入した方が効果的な為です。このモーターは2本のボルトでモーターカバーを固定しているのですが、もしこのボルトが癖のないものでしたらワンタッチで所定の起動ボルトで回転しますが、何らかの歪みがある場合はセンター出しをしなければなりません。
それにはプラスチックハンマーを使用してモーターカバー上部の四隅を軽く叩いて回転軸を設定しなければなりません。この作業は記述できないものでカットアンドトライでしか方法はありません。
所定の電圧での起動が完了したら、あとはエージングに入ります。
まず50Vで2〜3時間回し、そののち100V定格電圧で4〜5時間エージングします。エージングの終了はモーターノイズの変化とモーターシャフトの停止する時間の様子をみて終了とします。エージングが終了したら、もう一度モーターを分解しクリーニングを行い今度はオイルのみで回します。
調整は最初と同様に行い、終了したらスプリングコイルでモーターを固定します。
これでモーター部は完了しました。 つづく
モーターの組み立て
クリーニングを終えたらモーターシャフトをみがき、マイクロコンパウンドで研磨し最後にベンジンでよく汚れをとっておきます。
組み立ては、まずモーターカバー下部のモーターシャフト受けにグリスを多めに入れておき、モーターシャフトを入れ、上部カバーをはめ込みます。
上部カバーのモータースピンドル回転部にオイルを注入し、ナットでカバーを固定します。この際、ナットは完全にきっちりしめず、センター出しを行ったのち完全に固定します。
ガラード301はこのままでも充分動くように作られたモーターなので、まずスライダックで25Vあたりでモーターを起動させます。
この時注意しなければならないのは、配電板スイッチ部にナットのような金物をはめないと電気は来ないので何かしらの処理を行ってください。感電を防ぐためにこの配電板にはビニールを巻いておきます。
しばらくこのままで回し、15分ほどたったら希望の起動電圧でモーターを作動させます。15Vくらいが妥当だと思われます。
くれぐれも10V以下で起動させてはいけません。あまり起動電圧を低く設定すると、センタースピンドルの抵抗値よりモータートルクが上回り、回転が早くなりすぎる恐れがあります。
ここでなぜモーター下部のローター受け金具には、グリスを使用し上部ではオイルなのか?モーター下部受けはオイルでは内部のよごれが出にくい為です。グリスなら回転により保持金具より出るのが容易だからです。上部は上からオイルを注入した方が効果的な為です。このモーターは2本のボルトでモーターカバーを固定しているのですが、もしこのボルトが癖のないものでしたらワンタッチで所定の起動ボルトで回転しますが、何らかの歪みがある場合はセンター出しをしなければなりません。
それにはプラスチックハンマーを使用してモーターカバー上部の四隅を軽く叩いて回転軸を設定しなければなりません。この作業は記述できないものでカットアンドトライでしか方法はありません。
所定の電圧での起動が完了したら、あとはエージングに入ります。
まず50Vで2〜3時間回し、そののち100V定格電圧で4〜5時間エージングします。エージングの終了はモーターノイズの変化とモーターシャフトの停止する時間の様子をみて終了とします。エージングが終了したら、もう一度モーターを分解しクリーニングを行い今度はオイルのみで回します。
調整は最初と同様に行い、終了したらスプリングコイルでモーターを固定します。
これでモーター部は完了しました。 つづく