2008年01月20日

シリーズ カラード301 その10

 以下T氏

ガラード301の研究 8ボルト(V)モーターの始末記

。献椒襯函V)モーターの問題点
8Vで起動するモーターを組み込んだ301は、回転が速くなりバリアブルコントロールの調整範囲をオーバーしてしまった訳ですが、なぜこのような問題が生じたか良く考えてみる事にしました。
この3台のガラード301のレストア前のモーターの起動電圧は25V〜38Vのスケールでありましたが、それぞれ各モーターの性格上の最上を求めた結果8V、10V、12Vなりました。この調整の段階で、実はレストア後のこの回転がやや速くなる現象は想像できていたのです。あえてその危険性をふまえ、モーターの低電圧で起動させる事にしたのは、ただ音質の向上のみを図ったからでありました。このことを未然に防ぐには、モーター自体の回転時の抵抗値を増やせばよい訳でレストア前のモーターの起動電圧は25V〜38Vだったので、定回転を得るためには18Vくらいが良いと思ってはいたのです。しかし、18Vでの作動ではノイズ成分に不満が残り、本来レストアの目的である301の最善の性能を得るというレベルまで達してはいませんでした。また、このモーター動作時の抵抗値を上げるという事はモーターの発熱を伴う事になり、長時間の使用にあたって安定した回転音と音質を得る事は難しいと思ったわけであります。ガラード301は本調子になるまで比較的時間を要する性質があり、301本来の音が出たと思った時点から再生音が変質し、音が濁り始める現象は絶対に避けたかったのです。このモーターは、本来その回転に於いては抵抗値を伴うものであるかもしれませんが、それはある予定された性能を約束する為であったかもしれません。
この事柄をそのままにしておいてはガラード301は現代において、また未来に生き延びる事は難しいと考えました。モーターに関しては、この規制を取り払い、自由に回転してもらい、もし回転が速くなってしまったらセンタースピンドルのオイルの種類を変えて抵抗値を与え、モーターのトルクをコントロールする手法も頭にはあったのです。また、この手法でも巧くいかなかったら駆動電圧を下げる何らかの手段を講じる事も視野に入れていました。しかし私の想定以上に回転数が速くなってしまい、センタースピンドルの油圧コントロールも現在芳しいものではありません。オイルの種類を変えてみて、もし良い結果が望めないなら、やはり電圧コントロールをを行い90Vで作動させる事も考えております。  つづく



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