2008年01月23日

シリーズ カラード301 その12

 以下T氏

ガラード301の研究 8ボルト(V)モーターの始末記

8Vモーターとセンタースピンドルの関係
この現象については、モーターに関するところで述べたとおりスピンドル部での抵抗値を上げて速くなった回転をコントロールする目論みがあったのですが、完全に裏目に出てしまったわけで、それはオイルの粘性のみを当てにしてオイルの油膜について考えていなかったからです。 ハーレー用オイルを使用した場合の再生音についてはあとの項目で取り上げたいと思います。 以上の現象と再生音の問題でこのハーレー用オイルの使用を取りやめる事にしました。 オイルを抜いてクリーニングしたスピンドルボックス内はオイル注入前より滑らかで、鏡面の様になっており、ハーレー用オイルには金属の滑らかさを高める特徴もあったのです。 このスピンドルにTD124用オイルを注油し、回転させたところ驚いた事にさらに回転が速くなり、完全にコントロール出来なくなってしまいました。 もうこうなったら電圧を下げて使うしか方法がありません。 スライダックを持ち出して、いったい何ボルトで定回転になるのか確かめる事にしました。 まず何ボルトからプラッターが起動するのかをテストしてみたところ、45Vから回転し始め、次にバリアブルコントロールをプラス(+)側一杯にして電圧を上げて行きますと75Vで定速に達しました。 今度はバリアブルコントロールを戻し301がもっとも音がよいとされるマイナス(−)2目盛でつまみをセットしたところ、80Vで定回転となり安定した回転を得る事が出来ました。 音質的には75Vでは、おとなしく穏やかな音ですが、ややパンチ力不足が感じられ80Vにすると適度なハリと明確な定位を得ることが出来ました。 しかも英国らしさを失わずに静かで、拡張の高い音を聴く事が出来たのです。 振動も少なくシャシーはテストのためキャビネットには止めていないのに何ら問題を生じません。 結果的には、本来の目標であったガラードらしさを失わずに通常のガラード301では決して聴く事の出来ない再生音を得ること出来ました。 あとは80Vにどのような方法で電圧を落とすかを考えねばなりません。 心配されたエディカレントブレーキ用マグネットの減磁はなかったようで十分作動しました。  つづく



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