2008年02月10日

シリーズ カラード301 その24

 以下T氏

ガラード301の研究 

スピンドルに使用するオイル、グリスについて(グリス編)

オイルタイプに使用するオイルは、トーレンス専用オイルを使用することになりましたが、グリスタイプのスピンドルにどのグリスを用いるか。 これは一度、スピンドル部全体の働きについて考えて見なければいけません。 301のセンタースピンドル部はTD124のようにシャシーの振動と共鳴を吸収、コントロールする点に十分な役割を果たしていない節があります。 オイルタイプのスピンドルはこれがあてはまりますが、初期型グリススピンドル部では少し違ってきます。 グリス充填により、軸受け部でダンプされるからです。 軸受け自体の強度もオイルタイプのそれに較べ強くなっています。 再生音の差も如実に出ます。 グリスタイプはオイルタイプに比べ音の制動力が増大し、ソリッドで締まった音がします。 グリスタイプのスピンドルの最大の長所と言えましょう。 もう一方でオイルタイプに比べ、自在さが欠けているのも事実です。 グリスタイプのモデルは、キャビネット材質や構造に影響を受けやすいので、慎重にグリスを選ばなければなりません。  経年変化していないガラード社オリジナルグリスは一般には入手困難であり、それを使用すれば、たしかに素晴らしい音質が約束されます。 しかしここでオリジナルグリスを云々するのは、あまり意味のないことに思えるので、容易に入手可能なグリスについて述べることにします。 テストに使用した2種類のグリスは市販のもので、ベアリングなどに使用されるモリブデングリスと車のミッション部に用いられるグリスです。 どちらも通称イモグリスと呼ばれる安価なものです。 車のミッション用はやや硬めで専用グリスに近いと思われます。 モリブデングリスは再生音を聴く限りではかなり渋めの音で、大人の音といえるものでした。 しかしグリスの場合はその使用時間により音質は変化してくると思われ、もう少し時間を置いてみなければ本当の評価は出来ません。 車のミッション用はモリブデングリスの評価が定まったのちに入れ替え、どちらを最終的に選ぶかは今後のヒアリングにより決めることにしました。  つづく



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