2008年02月20日

シリーズ カラード301 その31

 以下T氏

ガラード301の研究 

灰譽魁璽疋廛譽ぅ筺爾箸靴討裡械娃韻量簑蠹世肇ャビネットについて

ガラード301は、TD124のようにレコードプレイヤーとして完成されたものではなく、プレイヤーを構成するひとつのパーツとしての役割を持つものです。 301はそのままではフォノモーターにしかすぎず、アームとキャビネットがプラスされプレイヤー本来の役目を果たします。TD124の場合も専用キャビネットが必要ですが、本体はアームボード取付部まで一体になっており、アーム部は木製のアームボードが交換可能で適切なアームを取り付ける事が出来ますし、それ自体がプレイヤーとして完成されたものとなっています。
また、振動に対する処理でもTD124はシャシー、フレーム自体で振動を解決していますが、301はフォノモーターとしてのフレームしか持っておらず、キャビネット側にその振動を委ねています。 本体は振動から免れているため、キャビネットの振動の制動をいかにするかにより再生音に何らかの影響が出やすくなる事を意味しています。 いわば、キャビネットは車のタイヤのようなものです。
この振動をいかにコントロールするか301はいろいろなキャビネットが発売されており、ガラード的迷信として重く、がっちりした箱に入れた場合音が良いと言われていますが、少し疑問があります。 重量級キャビネットはその目的として大きな質量による振動吸収効果を求めたものだと思いますが、振動のコントロールはただ内部損失のみを考えただけではよくないと思います。 301をレストアして動かしてみると、共振振動を逃す事と質量と内部損失による吸収は別物だと感じるのです。 これはモーターバイブレーションはキャビネット上面を共振させ、振動エネルギーはここでコントロールされたのち外側に処理された振動を伝達し、キャビネット内側は二次的に変質した共振を内部損失で整えると推測され、質量より内部損失が重要であるという事です。 この場合プレイヤーキャビネット外側部の振動コントロールは、底につけられた足によって働くわけで、ここにインシュレーターなどを置くとキャビネットの構造にもよりますが、共振の行き場所がなくなってしまい振動がキャビネットの外側をぐるぐる廻るということが起こります。 それはフィードバックとして301本体やアームに向かうことになりハウリングこそ起さないにしても音に何らかの影響を与えると思われます。 もちろんこの現象はキャビネットの材質、構造、製作法によりまちまちである事も付け加えておきます。  つづく



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