2008年04月25日
ガラード301専用キャビネット
このキャビネットは、フルチューンを施され高性能化した301の性能を最大限に引き出す為に、まったく新しい考えにより設計、製作されたものです。 フルチューンされた301は、振動ノイズを極小におさえこんでいるため旧来の重量、質量にたよったキャビネットではかえって振動を増幅させてしまい、本来の性能を殺してしまいかねません。
キャビネットの目的は、旧来のガラード用キャビネットの働きとは異なり、音にある響きの美しさを引き出すという事を目的としています。 構造的には複雑なもので、独特な構成となっています。
デザインは、前回販売したイギリス製のGRANDEURキャビネットを踏襲しましたが構造の設計思想は異なっています。 これは、外注ではなく、レストア担当T氏みずからが製作しました。 構造は、全体が4つのパーツから成りたっており、それぞれ独立し、それを連結するようになっています。
接合には接着剤は一切使用せず、ビスのみで組み立てています。 キャビネットの固有の振動パターンの発生を避けるためです。 各パーツは天板、中箱、外部側板、底板にわかれており、天板と中箱は接合されたのち、外部側板にはめ込むようになっています。 この部位は中箱内より外部側板にネジ止めにより固定されます。 天板と外部側板は直接接合されず中箱を介して間接的に接している事になります。 これは天板と外部側板との共鳴を避けるためです。 又、天板外縁部も振動の制動に一役かっており、不要な振動を拡散させています。 中箱は、その下側で外部側板のハカマ部に乗るようになっており、301本体の振動をここに導くように設計しました。
このハカマに導かれた振動は底板により振動の方向性を変化させながら吸収を行っています。 底板は、モーター部に注油できるよう穴があけられると同時に放熱にも対処しています。もちろんアーム取り付け部にもメンテナンス用の穴が開けられます。 材質も重要な働きをしており、天板は16mmのチーク材ばりの桐構成材、外部側板は14mmの桐材、中箱と底板は15mmのMDFとなっています。 仕上げは、木部はオイルステイン仕上げアンティーク風。 MDFは日本特有の湿気による影響を避けるため、ラッカー黒つやけし塗装仕上げとしています。 底板部に取り付け足は3.7mm厚のフエルトでキャビネットと外部とのマッチングをはかっています。 本キャビネットは、「芸を尽くした」ものとなっております。
このキャビネットにチューン・アップしたガラード301を取り付けたモデルは、今月末にHPhttp://www.thorens-td124.jp/にアップする予定なのでお楽しみに
キャビネットの目的は、旧来のガラード用キャビネットの働きとは異なり、音にある響きの美しさを引き出すという事を目的としています。 構造的には複雑なもので、独特な構成となっています。
デザインは、前回販売したイギリス製のGRANDEURキャビネットを踏襲しましたが構造の設計思想は異なっています。 これは、外注ではなく、レストア担当T氏みずからが製作しました。 構造は、全体が4つのパーツから成りたっており、それぞれ独立し、それを連結するようになっています。
接合には接着剤は一切使用せず、ビスのみで組み立てています。 キャビネットの固有の振動パターンの発生を避けるためです。 各パーツは天板、中箱、外部側板、底板にわかれており、天板と中箱は接合されたのち、外部側板にはめ込むようになっています。 この部位は中箱内より外部側板にネジ止めにより固定されます。 天板と外部側板は直接接合されず中箱を介して間接的に接している事になります。 これは天板と外部側板との共鳴を避けるためです。 又、天板外縁部も振動の制動に一役かっており、不要な振動を拡散させています。 中箱は、その下側で外部側板のハカマ部に乗るようになっており、301本体の振動をここに導くように設計しました。
このハカマに導かれた振動は底板により振動の方向性を変化させながら吸収を行っています。 底板は、モーター部に注油できるよう穴があけられると同時に放熱にも対処しています。もちろんアーム取り付け部にもメンテナンス用の穴が開けられます。 材質も重要な働きをしており、天板は16mmのチーク材ばりの桐構成材、外部側板は14mmの桐材、中箱と底板は15mmのMDFとなっています。 仕上げは、木部はオイルステイン仕上げアンティーク風。 MDFは日本特有の湿気による影響を避けるため、ラッカー黒つやけし塗装仕上げとしています。 底板部に取り付け足は3.7mm厚のフエルトでキャビネットと外部とのマッチングをはかっています。 本キャビネットは、「芸を尽くした」ものとなっております。
このキャビネットにチューン・アップしたガラード301を取り付けたモデルは、今月末にHPhttp://www.thorens-td124.jp/にアップする予定なのでお楽しみに