2008年06月02日

TD124とアンプリアイアーの相性について

TD124はアンプリアイアーとのマッチングに関してはかなり適応力を持っています。発売された時代は真空管アンプリアイアーが主に使用されており、当然マッチング的には良いのです。 レコードプレイヤーとしての小出力のアンプリアイアーを助ける力が大変優れている為、たとえ出力のそれほど無い物でもスピーカーを楽々鳴らす事が出来ます。 もちろんトランジスタアンプでも力を発揮しますが、DCアンプリアイアーなどは、あまり良い結果をうる事は出来ません。 まず、無理です。 Beam Echo Avantec














TD124は戸惑うことなく低域のエネルギーをアンプリアイアーに送り込むという特長があり、DCアンプなどの使用に於いては、低域が必要以上に膨れたようになりがちです。 DCアンプに組み合わされるスピーカーはハイコンプライアンスのものが大半であると考えられます。 これにより更に低域の明瞭度が失われ、ブーストされた感じの音になる恐れがあります。 私の考えではDCアンプリアイアーは低域においてノイズ成分と音楽信号の見境がつかず、予め規定され管理された音楽信号周波数にのみ忠実に再生されるように思います。 アナログなレコード再生よりCD等デジタル系の方が向いているのです。 また、最新デジタルアンプ等とは根本的に異なっており、あまり良い結果は得られません。 アナログはアナログで、デジタルはデジタルで、住み分けたほうが良いのです。 もちろん、勇気をもってトライされるのは各自の自由です。 レコード自体、規格が緩やかな製品であるのに、アンプ側がきっちりしていたのでは間尺に合わないと思います。 例えば、アナログとデジタルという人間が同時に歩き出した場合、デジタルはある一定の歩幅で進みますが、アナログは走ったり止まったりするもので、肩を並べて歩くのは少々無理があると思えるのです。
以上T氏


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