2008年06月05日
TD124各信号系接点のクリーニング(その1)
私たちがTD124にカートリッジやアームを組み込んで販売する時は、すべての接点のクリーニングは十分に行っています。 レストアの場合はお客様自身がアームを取り付けられる為、ノイズの発生やハムが出る、片チャンネルからしか音が出ない、左右の音圧が違う等、これらに関する色々な質問が寄せられます。
なぜこのような現象が発生するのかと言えば、国内でオーディオが一番盛り上がった1970年代頃、常識であった各オーディオコンポーネントの各部接点のクリーニングが疎かにされているのではと思い至ったのです。 当時はたとえ新品でも接続するにあたってクリーニングを行いセッティングしたものでした。 現在、CDの時代になってからはあまり各部のクリーニング等に関しての記事を見ること無く、アナログに於いても接点復活剤や洗浄剤の紹介文はあっても、クリーニング法については紹介されておりません。 オルトフォン社製カートリッジ、アーム、SME等の年代ものの製品は、年月が経っており、オリジナルのケーブル等は経年変化による酸化、汚れにより接点部の信号伝達ロスが予測されます。 たとえ音が正常に出ている場合でも音の鮮度が失われ、本来の音が出にくくなっている場合も多いようです。 このようなロスがカートリッジやアーム、プリアンプ等に発生している場合、TD124本来の実力を発揮できず再生力を誤解される恐れがあります。 それらについてTD124ユーザーの利益のために書くことにしました。
なぜクリーニングが必要なのか、アナログオーディオに於いてCD等の出力電圧の高いもの二比べ、プリアンプ部イコライザーにいたるまでの信号は微小なものです。 この信号経路は幾つかの接点を経由してプリアンプまで送られるのですが、その部分でロスがあった場合、再生音は正常なものと比べて明らかに劣ります。 それらの接点不良が引き起こすハム、ノイズ、音われ、音の歪み、音の伸び不足はプリアンプやパワーアンプ等が最大限働いたところでどうなるものでもありません。 信号伝達ライン上の先端部分から充分に伝送されなければ、よい再生音は望めないでしょう。 次はいよいよクリーニング方法です。
『クリーニングに使用する道具』
Aベンジン(薬局で売っています)
爪楊枝、赤ちゃん用綿棒(ホームセンターで購入できます)
マイクロコンパウンド(車用Holtsが良いと思います)
きれいな布、ティッシュペーパー、小筆等です。
市販のクリーニング剤はこのような古い機材には向かず、場合によっては金属皮膜を痛めてしまうため使用致しません。 以上T氏 つづく
なぜこのような現象が発生するのかと言えば、国内でオーディオが一番盛り上がった1970年代頃、常識であった各オーディオコンポーネントの各部接点のクリーニングが疎かにされているのではと思い至ったのです。 当時はたとえ新品でも接続するにあたってクリーニングを行いセッティングしたものでした。 現在、CDの時代になってからはあまり各部のクリーニング等に関しての記事を見ること無く、アナログに於いても接点復活剤や洗浄剤の紹介文はあっても、クリーニング法については紹介されておりません。 オルトフォン社製カートリッジ、アーム、SME等の年代ものの製品は、年月が経っており、オリジナルのケーブル等は経年変化による酸化、汚れにより接点部の信号伝達ロスが予測されます。 たとえ音が正常に出ている場合でも音の鮮度が失われ、本来の音が出にくくなっている場合も多いようです。 このようなロスがカートリッジやアーム、プリアンプ等に発生している場合、TD124本来の実力を発揮できず再生力を誤解される恐れがあります。 それらについてTD124ユーザーの利益のために書くことにしました。
なぜクリーニングが必要なのか、アナログオーディオに於いてCD等の出力電圧の高いもの二比べ、プリアンプ部イコライザーにいたるまでの信号は微小なものです。 この信号経路は幾つかの接点を経由してプリアンプまで送られるのですが、その部分でロスがあった場合、再生音は正常なものと比べて明らかに劣ります。 それらの接点不良が引き起こすハム、ノイズ、音われ、音の歪み、音の伸び不足はプリアンプやパワーアンプ等が最大限働いたところでどうなるものでもありません。 信号伝達ライン上の先端部分から充分に伝送されなければ、よい再生音は望めないでしょう。 次はいよいよクリーニング方法です。
『クリーニングに使用する道具』
Aベンジン(薬局で売っています)
爪楊枝、赤ちゃん用綿棒(ホームセンターで購入できます)
マイクロコンパウンド(車用Holtsが良いと思います)
きれいな布、ティッシュペーパー、小筆等です。
市販のクリーニング剤はこのような古い機材には向かず、場合によっては金属皮膜を痛めてしまうため使用致しません。 以上T氏 つづく