2008年06月27日

スウェーデンから届いたフォノイコライザー 2

スウェーデンで知られたアンプメーカーのオーナーが引退後、趣味で真空管イコライザーアンプを製作しているものです。 あとでも書きますが、この方はアンプのみならず、レコードに造詣が深く、解説書からはレコードにこよなく愛情を注いでいるのが読み取れます。
試聴













低域のターンオーバーが12ポイント、又高域のターンオーバーも12ポイント切り替え可能、これ1台でアクースチック時代のSPから現時のRIIAまで再生が可能です。 ただ、これだけでしたら、僕は動かされませんでした。 それに加えてBASS ROLL OFF の4ポイント切り替えが大いに魅力です。 これがミソです。 これはプレイヤーのランブルを避けるために、LP初期に各レコード会社が苦労してイコライジングに取り入れたファクターで、TURNOVER ROLLOFF と共に第3のイコライザー数値として、とても重要な切り替えです。 単なるRUMBLE FILTER というよりも、この切り替えは低域特性よりも中高域特性を正常な音形に整えるのに、とても有効です。 いわゆる『音のカブリ』を除去します。 以上が調整可能な3つの要素です。 この3つのノブで4X12X12 通りのイコライザー曲線の選択が可能です。 つづく



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