2008年07月08日
スウェーデンから届いたフォノイコライザー 9
メインアンプに直接接続する方法。
EQ10 フォノイコライザーは、メインアンプの入力感度が大体1Vの場合、RCAピンケーブルで直接接続可能。 フロントパネルの一番右にある出力アッテネイターでこまかな音量調整ができる。
入力感度が1Vより高い場合、たとえば古い英国製のアンプでは、入力感度調整BOX を製作して入力を調整して使用可能。 早速、英ARMSTRONG社製メインアンプに入力感度調整 BOX を中継して、音質チェックをしてみた。 いつもお世話になりっぱなしのT社製作のもので、ほとんどSN比も劣化することなく、十分にフォノイコライザー効果を楽しめる水準で、古いLPが再生された。 T氏によれば、『300B国産アンプリファイアを十分にドライヴする能力を備えている』といっている。
実際、このアンプの製作者はスウェーデン放送局とも関係があったらしく、部品の耐久性や発熱などへの配慮が行き届いており、長時間の使用も得意としている。 およそ『ヘタル』気配がなく、優れたアンプに不可欠な、信号を通せば通すほど、音を学習していくという、フレキシビリティも備え持つ。 それから、このアンプの一番良いところは、『音楽を聴く』ためにイコライゼイションを行うという姿勢を強く感じるところがあり、ユーザーの耳を試す続けるような神経質さが無い。
もう一つ良いところは『欲張らない』ことだ。 ステレオ仕様にせず、内部配線をシンプルにしているし、ゴテゴテしたオマケ機能が一切ないので、故障の確率がかなり減る(保障期間は一年間有り)。 もう2週間になるが、使用して思うことは、製作者に具わる技術と音楽の素養、ゆたかなオーディオ趣味に敬服する(これについてはT氏も同意見)。
次の最終回は、EQ10 のスペックについて
EQ10 フォノイコライザーは、メインアンプの入力感度が大体1Vの場合、RCAピンケーブルで直接接続可能。 フロントパネルの一番右にある出力アッテネイターでこまかな音量調整ができる。
次の最終回は、EQ10 のスペックについて