ＴＤ１２４ レストア 組み上げ後の慣らし運転

モーターの調整が終わり、クリーニング・磨きが終わったところで、すべてをシャシーに再度汲み上げていく。　ベルトの張りの具合、プーリー・ステップドプーリーそしてアイドラーの高さを調整して、これで良いとなったところで、モーターを回転させてシェイクダウンが始まる。　














電圧は５０ＶＡＣから、日にちをかけて徐々に上げていく。　こうして時間をかけてはじめて、ノイズ・ランブル・トルクを見ながら、機械の脈拍呼吸を見ながら、育てていく。　いま、写真の機械は８０ＶＡＣで回っている。　いきなり１００ＶＡＣではじめると、機械も戸惑い、調子が出ない場合がほとんど。　入院患者が、社会に復帰できるように、ゆっくり様子を見守りながら、少しづつ。　触診と聴診を繰り返し、変調をきたせば、また、面倒を見て、最初からやり直す。　こうしてレストアの慣らし運転の工程が進んでいく。　手間がかかる機械は、それはそれで、教えてもらうことも多い。