2008年09月12日

EQ10およびフォノイコライザーについての考察-4

SENTEC EQ10 Q&A
フォノイコライザー・プリアンプEQ10についてのお客様のお問い合わせについての答えをまとめました。
10。Q10はどのようなパワーアンプでも接続可能であるか?
A)EQ10のアウトプット出力は基準電圧を得ているので、たいがいのパワーアンプに接続可能です。パワーアンプに入力ボリュームコントロールがあるタイプの方がゲイン調整に有利です。もしボリュームが無く、ゲイン調整がうまくいかない場合は、パワーアンプ入力回路を調整するか、外付けのボリュームを用いてゲイン調整を行う事になります。
11▲肇薀鵐轡好拭璽▲鵐廚箸料蠕は?
A)本機は管球式フォノイコライザー・プリアンプですので、相性的には真空管アンプのものが良いと思いますが、トランシスターアンプはその種類が多いので、良し悪しは一言で答える事は出来ません。お客様の選択に任される事になります。
改札口EQ10をラインコントロールアンプに接続したら?
A)良いとは言えません。本機は独立型のフォノイコライザー・プリアンプであり、直接パワーアンプを駆動するよう設計されております。本来の目的にそった接続を行わなければ、力を発揮いたしません。そのような行為は、クリーニングされたYシャツを自宅で洗濯するようなものであり、意味の無いものであります。
駅1EQ10の出力ゲインの調整は?
A) ゲインは利得と和訳されるとおり、オーディオシステムにおいては、カートリッジの出力電圧から、スピーカーの再生音までの、トータルゲインとして考えるべきであり、アンプリファイアー間でのみ考えるものではありません。フォノイコライザー・プリアンプが正規の出力電圧を持っていれば、カートリッジの出力やパワーアンプの増幅率、スピーカーの変換能力等により、それぞれ異なった結果が出ますので、本機のゲインについては、あまり心配する事は無いと思います。もしパワーアンプに対してオーバーゲインであれば、パワーアンプの入力ボリュームで調整出来ます。もしお持ちのアンプに入力ボリュームが無い場合は、我社にて専用ボリュームを用意してありますので問題はありません。
駅2ゥートリッジの出力の大小による違いは?
カートリッジの電圧の大小は、再生音にかなり影響を及ぼすものですが、本機では通常の平均的な出力のものであれば、充分対応出来ます。低出力MC型の場合は、トランスの倍率により選択調整しなければならないかもしれません。
駅3EQ10のトーンコントロールの働きは?
A) トーンコントロールとは、ビンテージレコードを再生するには必要不可欠なものです。本機の場合トーンコントロールは、スピーカーの音響特性をコントロールするものではなく、録音された音楽信号に対して働くものであり、音を整えるのに使用されるのです。それによりスピーカーの特性をあるべき姿にする事が出来るのです。
301Д函璽鵐灰鵐肇蹇璽襪砲茲覯纂舛領化は?
A) まず無いと思います。およそトーンコントロールをフォノイコライザーに初めから組み込む事を前提としたアンプの場合、この事は設計段階においてすでに織り込み済みだからです。仮にそのような事があるなら、トーンコントロール回路の問題ではなく、技術的な練りこみ不足によるものだと思います。オーディオ機器は使用するにあたっては、必ず何処かのセクションで、何らかのコントロールを行わねばなりません。それ無くしては成り立たないのです。音の鮮度のみに重きをおき、音を操る楽しみを、ユーザーからとりあげるのはどうかと思われます。もしトーンコントロールが良くないというなら、マランツ7やマッキントッシュC22等はどう評価すれば良いのでしょうか?
302多種類のターンオーバー回路の有効性は?
A) EQ10製作者ベルンストロム氏の提言により、各社専用イコライザーカーブは必ずしも1社1種類とは限らず、場合によっては複数存在していたと知らされました。EQ10はそれらについて対応している訳ですが、効果についてはユーザーの使用する機器、とりわけスピーカーの仕様とキャラクターが重要な意味を持ってきます。シングルコーン、同軸型、マルチウェイと、スピーカーの構造は多種多彩であり、はっきり出るものもあれば、それほど出ないものもあると思います。しかしこの事はスピーカー自体のクオリティとはあまり関係ないものであり、あくまで構造上、キャラクターによる所が大きいと思います。低域ロールオフ周波数が500Hzでとられている事実、50年代に製造されていたスピーカーシステムのクロスオーバー周波数と無関係ではないと思われます。
304低域ロールオフ回路の意味は?
A) 低域ロールオフという言葉を額面通りに受け取ってしまうと、ローカットフィルターやサブソニックフィルターと同様であると思われがちですが、その働きはまったく異なります。ローカットフィルターやサブソニックフィルターが、スピーカーの低域のあばれをコントロールするのが主目的であるのに対し、低域ロールオフは入力信号の前側で働きます。その役割は、収録時及び、録音プレスされたレコードの低域部の整合を目的としたものであり、信号のやりとりを早い段階で行う事により、低域に付随する高域部分のハーモニクスを明らかに整合させる事ができるのです。この事によりローカットフィルターやサブソニックフィルターの必要がなくなり、自然で豊かな再生音を得る事が出来ます。又、この低域ロールオフは、その動作の副産物としてスピーカーに対してランブルフィルター的な役割を果たす事になります。このような低域ロールオフ回路の働きは、テストプレス盤のようなあまり音響処理の行われていないものに対して、トーンコントロールと連動して優れた効果を発揮します。 つづく
以上T氏

IMG_0303


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔