2008年09月13日

EQ10およびフォノイコライザーについての考察-5

引き続きEQ10フォノイコライザー・プリアンプについてのQ&AをT氏が解説する

足跡EQ10のボリュームのはたらきは?
A)本機のように各所においてプロフェッショナル的なものを持つものでは、ボリュームに対しても使用法を考慮しなければならないと思います。それは音量増大の為というより、アウトプット出力のゲイン開放という見地から考えるべきであると思います。通常のボリュームの働きがたとえて言うなら、ガスバーナーの火力調整に似ているのに対して、水道の蛇口をひねる感覚と同様であると思ってもらえればよいと思います。つまりパワーアンプに送る信号のゲインを開放するというものです。
鉄骨パーツのクオリティは?
A)私はアンプリファイアーのパーツのクオリティについては門外漢で、あまり詳しくはありませんが、すべてのパーツが四番バッターでは無いと思っております。四番バッターをすべて揃えたからといって最強のチームであるとは言えないはずであり、適材適所がオーディオについては、キーポイントである事はユーザーの方もすでにご存知のはずであると考えます。重要なのは、アウトプット出力における音の表現と独自性であり、トータル的な音作りが大切であると思います。
木EQ10を2台仕様してのステレオ再生では?
A)EQ10はビンテージレコードを再生する為のモノラル仕様になっておりますが、2台使用してのステレオ再生も可能であります。しかし問題が無いわけではなく、通常のステレオプリアンプのように、回路内でのステレオフォニック的な働きが得られないので、場合によっては音像の中ぬけが危惧されます。これは指向特性のせまいスピーカー間隔を必要以上に空けた場合に発生しやすいのですが、セッティングによってはある程度改善する事が出来るわけです。この現象はモノラルからステレオに変わるあたりで、しばしば問題になった事もあり、専用回路を増設して対応していた事もあります。しかしあながちアンプリアイアーやスピーカーのみに責任をおわせるのは、かわいそうなところもあります。カートリッジとレコードプレイヤーにも原因の一旦はあると思います。当時ステレオ対応カートリッジは初期の段階で、ノウハウが不足していたと考えられますし、レコードプレイヤーにおいても、完全にステレオ対応使用とは言えなかったと思います。プレイヤーにおいてはステレオ再生に不向きなものもあるからです。モノラルプリを2台使用しての再生において、現代ではカートリッジにおいては、充分なものがありますが、当時のカートリッジを使用される場合は、レコードプレイヤーに問題が生じる事になります。つまり中抜けを防ぐ為には、音像を中央に寄せるタイプのものが好ましいといえます。たとえばTD124で言えばマーク兇茲螢沺璽機△修譴盻藉型のものが良い結果を得る事が出来るのです。
山口冶右衛門マルチアンプシステムに使用したら?
A)エレクトリック、デバイダーを用いてのマルチアンプシステムについては、それぞれユーザーが使用しているオーディオ・ラインシステムがまちまちであり、一言で言い表す事が出来ません。既存のシステムに本機を用いる場合、ラインコントロール部が無い為、レコード再生専用となる事を承知の上で使用するという事になります。本機以後に接続される機器の使用において、トランジスター式か管球式かにより再生音が変わると推測されます。ユーザーは本機の基本的な動作を踏まえた上で購入された方が良いと思います。
EQ10接続コードはどのようなものを使用したらよいか?
A)接続コードの問題は重要であり、本機以後に接続される機器との兼ね合いにより、ユーザーが自ら決定を下さなければならないと思います。たとえば、ノイマン、ベルデン等優秀なケーブルもあるのですが、決定的な品というのはまず無いと思います。ユーザーの使用するシステムの構成、音の好み等により変化致します。接続コードはあくまでマッチングが重要であり、価格の上下にはこだわらない方がよいでしょう。又、ケーブルの長さに注意が必要であまり長いものは良くないと思います。もしミスマッチングのケーブルを使用した場合、本機のみならず以後に接続される機器のクオリティを損ねる事になります。本機はモノラル使用ですので、1本のケーブル交換で済むので、さまざまなケーブルを試してみるのもオーディオ的には面白いと思います。
VITAVOX安定化電源の使用は効果的?
A)安定化電源クリーン電源ユニットの使用については、ユーザー側の電力事情により効果は変化します。まず試してみなければ実際のところ、どれだけの効果があるか解らないと思います。
この項おわり


トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔