2009年05月02日

HAMMERITE GREY GARRARD 301 CONSOLE 2

構造について
グレー301を組み込むメインプレート部は三層構造となっていて、トッププレートは、桐集成材を黒色ペイント仕上げとしたものです。 アームボードは取り外しが可能で、SME12インチアームが取り付けてあります。 天板天板とアームボードの接続部







アーム部スペアボードが付属していますので、他のロングアームも使用できます。 3本の取り付けネジは301用のネジをそのまま使用しました。 このトッププレート右側にはアームボード用のアルミ板が埋め込まれており、フォノモーター部との協調性を保つようにしながら、モーター振動を調整する役目を果たします。 又アームボード下の2本のボルトにはコイルが二重に組み込まれ、低部のナットを調整する事により、アーム部全体のダンピングコントロールする事が出来ますので、他のアームを使用するときに有効です。 トッププレート下のメインフレーム部は、5mmのアクリル板に15mmのMDFを組み合わせ、トッププレートの共振をコントロールしつつ、全体としてソリッド感を再生音に与えるようにデザインしました。 アクリル板とMDFはネジ止めしておき、接着剤は使用していません。トッププレートはMDF下部よりネジで固定されています。
アクリル板と中箱
















メインプレート用コイルバネ部
メインフレームに取り付けられた10mmの真鍮製パイプと組み合うコイルバネは、メインプレート部のかさ上げと高さ調整を兼ねています。 下部の蝶ネジを締める事により調整できますが、メインフレームより伸ばされたボルトには、別のコイルバネが入っています。 バネとネジ内箱内部2







これはダンピングファクター成分の返しバネであり、両者は下部の蝶ネジとナットを締め付ける際、同時に作用しあい、ダンピング量を可変します。 コイルだけではメインプレート部全体の重量を支えるには力不足なので、メインフレーム側より伸ばされたボルトネジにより、その支持量を半減させています。このネジで固定されたのち、コイルはトッププレート、メインプレート部のダンピングコントロール用バネとして働く事になります。 アーム部には別のテンションの弱いコイルを用い、やや浮いた状態とし、メインプレート部の上下に伴い連動して作動します。 つづく

内箱内部



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