2009年09月29日

TD124 配電板部及び電源スイッチ部の接点不良と電圧の関係−2

開放型の電源スイッチについては、TD124Mk.気涼羇モデルからMk.兇虜能型までがこのタイプで、TD124の電源スイッチとしてはスタンダードモデルと言えます。 レストアはまずフタ型の場合、Eリングとネジを外せば、上部ベークライト板が外れます。 黒色プラスチックカバーのタイプ(ほとんどがMk.供砲両豺腓魯優1本で取り付けられており、簡単に取り外す事が出来ます。 このタイプは金属とベークライト羽根板の2つで構成され、羽根板の先には金物がはめられて、それがどちらかの側に接触する事により電源のON/OFFになります。 クリーニングの研磨はベンジン、コンパウンドを用いて両側の接点と羽根先金物に対して行いますが、黒色プラスチック製のスイッチに比べて製造年代が比較的新しいので、錆びの発生より長年の使用による汚れ成分の方が大きいのが特徴です。 しかし錆びの発生が少ないとはいえ、使用された場所の状況により汚れ具合は様々で、いずれの場合も金属皮膜ができ、接点不良がいつ発生しても何の不思議もありません。 レストアに際しては、黒色プラスチック製のスイッチの様に、接点部のギャップが狭くないので、クリーニングは、比較的楽なのが良い所です。 このポイント接点部を作動させるスライド部が汚れているとテンション調整用バネの効力が失われ、ベークライト羽根板の円滑な動きを欠き、結果電源ON/OFFが上手くいかない場合があるので注意しなければなりません。 以上ノンレストアTD124における配電部と電源スイッチ部がどの様な状態であり、それを元通りにするにはどの様にレストアを行えばよいかを述べましたが、つぎは実際ノンレストアTD124の配電部、電源スイッチ部の不良が、TD124の動作にどの様に係わり、レストア後はどうなるのかについて述べてみます。 それにより電圧値の問題も明らかとなってくるはずです。 モーターが全く動かない場合、モーター内部の電磁界コイルの断線が認められない限り原因は電源にあります。 そのような品があるのかと皆様は思われるかもしれませんが、あります。 TD124Mk.欺藉型でまったく動作しなかった例で、黒色プラスチック製のスイッチを分解してみると、やはり中は真っ黒で接点は固まって板バネを押しても接点は離れませんでした。 これを直して再び電源スイッチレバーをONにしてみた所、モーターは何の問題もなく元気に回転し始めました。 この様なTD124を皆様はひどい状態と思われるかも知れませんが、そうではありません。 むしろ最上の状態と言えるものなのです。 何故かと言うと原因がはっきりしているからです。 問題はむしろこの状態に近いものであるにもかかわらず、動作しているTD124にこそ問題があるのです。 それは気付かないうちに接点不良が進み、所定の電圧値と電流をTD124に与えているにも関わらず実際はモーターに所定電圧、電流が送られていないからです。 配電部や電源スイッチ部の接点不良はこの様な電圧、電流の降下だけにはとどまらず、いわば間欠的な断線状態を引き起こし、結果モーターは途切れ途切れの電流しか受け取れず、モーター自体の連結動作が出来なくなり、それによりTD124の全回転ミッション部に対して正常なトルクと回転力を与える事が出来なくなります。 最終的にはプラッターは、一見正常な定速回転をしているかのような感じに見えても、揺らぎが生じ再生音のピッチの乱れや、音色の安定性が保てず定位も不明瞭になりますし、プラッター自体安定した回転トルクをモーターから供給されない為、再生音自体ふやけた感じになってしまいます。 この現象は、配電板部や電源スイッチ部の汚れや、接点不良の程度により変化しますが、ストロボで検知出来るものであればすぐ判断できます。 検知レベルから確認できない位の揺らぎの場合は中々判断しずらい所で、聴いていて何となくおかしいが原因が良くわからない場合がままあります。 以上T氏 つづく



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