2010年01月18日

オレのガマンもこれまでだ 其の弐

オーディオ機器の相性と相対性は、利得やインピーダンスが整合されていながら実際に音を出してみると、自らが思い描いていた物と異なり、聴くに耐えない再生音になるのはなぜだろう。この疑問をベテランのオーディオマニアや専門店等に相談すると、相性が合わないと言われる事がほとんどです。仕方がないと、その時は妙に納得するが、そのまま聴く事になった場合、次に浮かぶ疑問としてどの機器なら相性が合うのか。そして最終的に機器同士の相性って何?、と考え始めるのです。 オーディオシステムを構築するにあたっては、この相性という問題は避けて通る事は出来ません。 その為に一流のオーディオメーカーはプリアンプとパワーアンプをセット販売しているのです。 自社製品の能力を出来るだけ引き出してもらいたいと言う親心もあって、しかしこれで問題が解決したわけではありません。 これらのアンプリファイアーがいかに優秀であってもそれを確認する肝心のスピーカーがプアーなものであるなら、優秀性を確かめる事は出来ません。オーディオシステムの構築にあたって、ほとんどのユーザーはスピーカーから選び始めます。 これは正しい選択でスピーカーの果たす役割は約70%と大変重要です。 次に重要なのがレコードプレイヤーです。 何故かと言えばレコードプレイヤーが電気信号の出発点で、私の経験から言えばスピーカーが優秀であればあるほどレコードプレイヤーの音楽再生力が問われるからです。 我国のオーディオがいつまでも大人の音にならないのは、レコードプレイヤーがもつ固有の力を軽視し過ぎた事が原因なのです。 レコードプレイヤーとスピーカーの関係は、相関的な極性を思わせるものがあり、相性という点で大変結びつきが強いのです。 では、アンプリファイアーはそれほど重要ではないのか?と思われるでしょう。 そうではありません、どこが悪くても良い再生は望めないからです。 重要かどうか、それはアンプリファイアーのオーディオシステムの立ち位置にあります。 アンプリファイアーはちょうど真ん中に位置しており、一方では信号を受け取り、片方では送り出す、再生音の中核を担っています。 ここで重要な事は、アンプリファイアーはレコードプレイヤーから電気信号を受け取らなければ働かないという単純な原理です。自らでは何ら音を出す事が出来ないので、レコードプレイヤーから送られてくる信号の質によりその能力は変化します。 それゆえアンプリファイアーは良質なものを欲しているのです。
ところが我国のオーディオ界はその創生期にこの事の重要性を正しく認識しておらず、レコードプレイヤーはただ信号をアンプリファイアーに送るだけの送り出し装置としか、その価値を認めずに今日に到ってしまったのです。 再生音のクオリティを決定するには何より優秀なアンプとスピーカーがあれば良いと考え、結果的にアンプリファイアーに音の優劣を決定させるという重荷を背負わせてしまったのです。P1010097 1970年代から始まった我国のアンプリファイアーの肥大化は、アナログオーディオをいびつなものとし、オーディオ信号ライン伝達の乱れを発生させ、大変バランスの悪い、結果的に再生音自体に不自然な響きとなって現われる事になったのです。 我国のオーディオ史は各機器の相性の問題が盛んに取り上げられたのがこの頃からで、注目すべきことです。今日のアナログオーディオにも引き継がれていますが、この現象は、今後改善されると考えています。つづく 以上T氏 



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