2010年07月29日
英COLLARO社製4T200型プレイヤーその3
再生音
再生音は、組み込むアームやカートリッヂによりその力は左右されますが4T200型が英DECCA社のデコラに使われていたことからもカートリッヂはDECCAのゲンコツとし、アームはかねてより使ってみたいと思っていた1954年製英BJ社(Burns & Jones)のものを使うことに、結果、絶妙のコンビネーションと言える再生音になり、太く切れ込みながら、それでいて柔らかいという英国ヴィンテージモデルならではのくまどりの深さも充分あり、ヴォーカルにおいて特に優れた音楽性を表出するものでした。
オーケストラなどでは、すべての音を出すのではなく、選び抜いて出す表現力を持っていますが、音色の濃さがそれらを上回っており、みっちりとしたやや粘り気のある艶やかさが際立って聴こえてきます。 ガラードのオートチェンジャープレイヤーRC70系の音と系統は似通っていますが、音のきめが細かく、気品が高く保ちます。 BJ社のアームは以前レンコ社のL95に取り付けて聴いたことがありましたが、今回のような格別な音色は得られませんでした。
4T200型に付けるとこんなに良くなるのは、音の捕まえ方と反応力がL95と4T200型では相当差があると考えられます。 紛れもなく英国的なハイフィデリティとグットリプロダクションを内含しているのは確かで、相当気持ちの良い音であるから、少々毒もあると言うのが感想です。
この項おわり
以上T氏
B&J社製アームはデッカゲンコツカートリッヂを直接プラグイン可能なスグレモノで、オモチャ然としていながら驚きの再生音を果汁のように眼前に展開してしまう。 ゲンコツカートリッヂの旨みを存分にアンプリファイアーに供給してくれる。 エッ? ナンデ? というほどにモノーラルLPを活き活きとエロティックに再生してしまう。 このアーム、カートリッヂのアライメントを常に音ミゾと並行になるように設計されていて、パイプの共振周波数など、すべてデッカカートリッヂと協調して再生を助けているのがわかる。 音が楽しく、音が弾む。 コラロのプレイヤーはその音質にさらにバネを利かせるから、音のエネルギーは磨かれて跳ぶ。 とにかく、聞いて欲しい。 これを聞くと、50年代のモノーラルLPの素晴らしい音質に魅入られてしまう。 また、埋もれていた良い音に出会えた。 興味のある方は是非オフィスに来て聴いて欲しい。 もう、とっくに忘れられていた音が蘇っているのだから。
再生音は、組み込むアームやカートリッヂによりその力は左右されますが4T200型が英DECCA社のデコラに使われていたことからもカートリッヂはDECCAのゲンコツとし、アームはかねてより使ってみたいと思っていた1954年製英BJ社(Burns & Jones)のものを使うことに、結果、絶妙のコンビネーションと言える再生音になり、太く切れ込みながら、それでいて柔らかいという英国ヴィンテージモデルならではのくまどりの深さも充分あり、ヴォーカルにおいて特に優れた音楽性を表出するものでした。
オーケストラなどでは、すべての音を出すのではなく、選び抜いて出す表現力を持っていますが、音色の濃さがそれらを上回っており、みっちりとしたやや粘り気のある艶やかさが際立って聴こえてきます。 ガラードのオートチェンジャープレイヤーRC70系の音と系統は似通っていますが、音のきめが細かく、気品が高く保ちます。 BJ社のアームは以前レンコ社のL95に取り付けて聴いたことがありましたが、今回のような格別な音色は得られませんでした。
4T200型に付けるとこんなに良くなるのは、音の捕まえ方と反応力がL95と4T200型では相当差があると考えられます。 紛れもなく英国的なハイフィデリティとグットリプロダクションを内含しているのは確かで、相当気持ちの良い音であるから、少々毒もあると言うのが感想です。
この項おわり
以上T氏
B&J社製アームはデッカゲンコツカートリッヂを直接プラグイン可能なスグレモノで、オモチャ然としていながら驚きの再生音を果汁のように眼前に展開してしまう。 ゲンコツカートリッヂの旨みを存分にアンプリファイアーに供給してくれる。 エッ? ナンデ? というほどにモノーラルLPを活き活きとエロティックに再生してしまう。 このアーム、カートリッヂのアライメントを常に音ミゾと並行になるように設計されていて、パイプの共振周波数など、すべてデッカカートリッヂと協調して再生を助けているのがわかる。 音が楽しく、音が弾む。 コラロのプレイヤーはその音質にさらにバネを利かせるから、音のエネルギーは磨かれて跳ぶ。 とにかく、聞いて欲しい。 これを聞くと、50年代のモノーラルLPの素晴らしい音質に魅入られてしまう。 また、埋もれていた良い音に出会えた。 興味のある方は是非オフィスに来て聴いて欲しい。 もう、とっくに忘れられていた音が蘇っているのだから。