2010年10月26日

オレのガマンもこれまでだ 第二章その陸

機械というもの
たとえばセッティングにおけるレコードプレイヤーを水平に保つことの重要さ、クリーニングの意味、注油の必要性、バリアブルコントロールによる回転調整の意味等上げればきりがありませんが、今日のユーザーがレコードプレイヤーのような機械になるとそうした調整方法を知らないのには驚かされます。 この様な人達でも、アンプリファイアーに対する知識やスピーカーについての情報等は案外詳しいのです。 このことは、我国のオーディオにおける致命的ともいえるユーザー側の弱点で、DDフォノモーターや電子制御によるベルトドライブプレイヤーがスイッチひとつで動くことに慣れ過ぎたため、ヴィンテージレコードプレイヤーのように、ユーザーが面倒を見なければ、それなりに動かないことを経験してこなかったからです。 たとえば、TD124やガラード301等アイドラープレイヤーは自転車と同じ原理で、ブレーキが効かなかったり、ライトが点かなかったり、チェーンが緩んで外れたりすれば事故を招きかねません。 そのため用心してメンテナンスを行います。 生命に直結しないレコードプレイヤーは、不調のモーターを平気で回し続け、電動自転車であれば生命に係わるくらいの状態なのに無理やり使い続けたりします。 自転車のように顕著に現われず、気付かないこともありますが、TD124などのようなヴィンテージプレイヤーは、新品時の音を誰も聴いたことがないので、使用しているプレイヤーがどれだけ劣化しているか知ることができないのです。 アンプリファイアーとなると、故障するとまず音が出なくなったり明らかに狂った音が出るので故障だと気づきます。 しかしこの様な現象が発生しなくても、TD124は切実に再生音で訴えているのです。 自転車であればほとんどの場合新品状態から使い始めるため、劣化の具合がすぐにわかります。 クオリティこそオーディオの根本に係わる問題で、オーディオ製品の優秀性の証明なのです。 このクオリティに関しては、はっきり断言できますが、ノンレストアのTD124を使っておられる方がTD124に抱いてるイメージとは、フルレストアしたTD124とまったく別物であり、音は廃車同様の自転車と同じなのです。 断じてTD124本来の音ではありません。 これはガラード301にもあてはまります。 レストア経験から自信を持って言えるです。 つづく
以上 T氏



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