2011年01月15日
オーディオ統一理論 13
オーディオ機器の動作様式 3
これから書くところの第3の様式、水力発電式とはどの様な様式のオーディオなのでしょう。 もちろん、それは現代デジタルオーディオのことです。
何故水力発電式なのか。 この結論に到る思考過程を述べておかなければなりません。 まずオーディオにおいて、真に働いている姿形というものを知ろうと思った時、まず考えたのはヴィンテージオーディオ機器のもたらす再生音そのものの形でした。 数ワットの出力で大型スピーカーから堂々たる音が出る。 これが不思議で仕方ありませんでした。 そのからくりを考えて行くうち、核反応力という表現にたどり着いたのです。 私が過去にやってきたオーディオの在り方を、真っ向から否定するものでした。 私が行ってきたオーディオとは何なのかを、考えなくてはならない羽目に陥ったのです。 ヴィンテージ時代のものと異なっているのは何処かを考えてみると、それはアンプリファイアーの出力でした。 アンプリファイアー以外、入口も出口も、デヴァイスそのものはあまり変化していないからです。 ではアンプリファイアーの出力増大の意味するところは何か。 それは電力そのものであると言うことになります。 つまりスピーカーをドライブするのは電力そのものであり、それを生み出しているのは、パワーアンプです。 ヴィンテージ時代の様な相互核反応ではなく、電力が主流であるならば、その力を生み出すパワーアンプは発電所であり、信号を燃焼させて電力化する火力発電であると結論付けたのです。 これをそのまま今日のオーディオに適応させるのはかなりの無理があります。 何故ならヴィンテージ期や、その後の火力発電式のオーディオ基本形が、ここでは全く働いていないというより、オーディオ機器の電気信号ライン上の役割がむしろ正反対に働いているのです。 ヴィンテージ時代と、その後の火力発電式の時代のオーディオの在り方を考えてみますと、それは増幅の歴史そのものです。 入力側の小さな信号を多段増幅し、最終的にはスピーカーに到達した時点で、それは頂点に達するのがこの方式でした。

ところがデジタルは違います。 まず初めに2V(最初は2.5V)という高出力を持ち、それをハイパワーアンプが受け、低能率のスピーカーがこれを受けるという方式になっています。 ヴィンテージ時代とは全く逆です。 ヴィンテージ時代は初めは小さく、最後は大きくというストーリーになっていますが、デジタルは初めが大きく、最後が小さいのです。 これが増幅と呼べるでしょうか。
つづく
以上T氏
これから書くところの第3の様式、水力発電式とはどの様な様式のオーディオなのでしょう。 もちろん、それは現代デジタルオーディオのことです。
何故水力発電式なのか。 この結論に到る思考過程を述べておかなければなりません。 まずオーディオにおいて、真に働いている姿形というものを知ろうと思った時、まず考えたのはヴィンテージオーディオ機器のもたらす再生音そのものの形でした。 数ワットの出力で大型スピーカーから堂々たる音が出る。 これが不思議で仕方ありませんでした。 そのからくりを考えて行くうち、核反応力という表現にたどり着いたのです。 私が過去にやってきたオーディオの在り方を、真っ向から否定するものでした。 私が行ってきたオーディオとは何なのかを、考えなくてはならない羽目に陥ったのです。 ヴィンテージ時代のものと異なっているのは何処かを考えてみると、それはアンプリファイアーの出力でした。 アンプリファイアー以外、入口も出口も、デヴァイスそのものはあまり変化していないからです。 ではアンプリファイアーの出力増大の意味するところは何か。 それは電力そのものであると言うことになります。 つまりスピーカーをドライブするのは電力そのものであり、それを生み出しているのは、パワーアンプです。 ヴィンテージ時代の様な相互核反応ではなく、電力が主流であるならば、その力を生み出すパワーアンプは発電所であり、信号を燃焼させて電力化する火力発電であると結論付けたのです。 これをそのまま今日のオーディオに適応させるのはかなりの無理があります。 何故ならヴィンテージ期や、その後の火力発電式のオーディオ基本形が、ここでは全く働いていないというより、オーディオ機器の電気信号ライン上の役割がむしろ正反対に働いているのです。 ヴィンテージ時代と、その後の火力発電式の時代のオーディオの在り方を考えてみますと、それは増幅の歴史そのものです。 入力側の小さな信号を多段増幅し、最終的にはスピーカーに到達した時点で、それは頂点に達するのがこの方式でした。

ところがデジタルは違います。 まず初めに2V(最初は2.5V)という高出力を持ち、それをハイパワーアンプが受け、低能率のスピーカーがこれを受けるという方式になっています。 ヴィンテージ時代とは全く逆です。 ヴィンテージ時代は初めは小さく、最後は大きくというストーリーになっていますが、デジタルは初めが大きく、最後が小さいのです。 これが増幅と呼べるでしょうか。
つづく
以上T氏