2011年06月10日

BARKER DUODE の型板

T氏はこれまで制作したキャビネットのほとんどを型板にして保存している。
これは先日販売したBARKER DUODEのもの

P1011118


P1010975英国製スピーカーシステムのほとんどは合板で製造されており、
T氏によれば合板を構成している接着剤と板材はヨレてしまっており、
本来の音質が保持できなくなっているそうだ。
1930年代から50年代のスピーカーユニットは、同じ型番でも能率や周波数レインジ、それにダイナミクスが
個体差がある。 それを感じ取って、前に製作した型板とは寸法や材質を変えてユニットそれぞれに最適なエンクロージャを製作してみると、やはり全然活きている再生音になる。
これからは本当の意味で木工技術と経験を積んだオーディオを熟知した職人が作る
コンソールなりエンクロージャが必要とされる。
これまで何度も書いたとおり、一番誤解されてきたのがコンソールとエンクロージャなのだから。





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