2012年02月09日

ニュー・ヴィンテージオーディオ 6

ニューヴィンテージにふさわしい再生音を得るには、これらの品を作り上げた技術者たちが目指したものを知ることが必要です。 如何にして知ることが出来るのでしょう。 その製品をよく聴き、よく見、よく考える事に尽きます。 幸いなことに古い時代の品々は現代の製品のように外見と働きが別々ということがなく、働きがそのまま姿、形になっています。 それを読み解くことにより、しかるべくして出るであろう音がおぼろげながら映り、最後にははっきりと見ることが出来ます。 長い時間と様々な実験(仮想実験も)を必要とするため、お金のことを考えてしまうと出来ることではありません。 これらの実験は正常な音楽再生を導いてくれるTD124やコニサークラフツマンというレコードプレイヤーなくして出来るものではありません。 さらにニューヴィンテージにある性格を考えると各機器(プレイヤー・アンプリファイアー・スピーカー)をバラで売るのはよくないと感じています。 何しろ見るのも聴くのも初めての品を、予備知識もなくさらに悪いことに今までの我国のオーディオを体験されていることにより、ステレオタイプ的な思考しかできなくなっているユーザーに、ニューヴィンテージ品を完全な形で提供するためには、システムのライン入口から出口まで責任を持ってアッセンブリーして譲り渡す方法が最善の策と思えます。 そうして出てきた音を聴いていただき、納得して購入して欲しいのです。 かなり高額になるのではと思われるかもしれませんが、その再生音のクオリティからすれば、今日のハイエンドオーディオよりずっと割安になります。 モノーラルシステムのため、プレイヤー一台、アンプリファイアー一組、スピーカー一台ですみます。 しかし完全アッセンブリーという方法をとると、ユーザー側の自由さが失われがちで、ユーザーの中にはスピーカーのみ欲しいという方が出てくるかもしれません。 その場合TD124かコニサークラフツマン、またはクレマンでもコラロでも良いと思いますが、これらの品をすでにこちらから求められた方には販売することも検討しています。 ただこの場合ユーザー自身がセッティングやアンプの選択を行い、自ら望むニューヴィンテージを作って行かねばなりません。 当社でもアドバイス的なことは出来ますが、あくまで再生音の是非はそのユーザー自らが責任を負うことになります。 つづく
以上T氏



トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔