2012年02月18日
TD124 30000番台の謎 3
このように推理していくと、Thorens TD124の製造番号30000番台のシャシー塗装が薄い理由も解ってきます。 そうです、コスト削減です。 前にも述べたように30000番台モデルに見られる異なる時期に製造されたパーツの混在は在庫調整と管理の結果発生した現象ということになります。 これが30000番台モデルにあるバラツキ、アタリハズレのもとになっているのです。
しかしご安心ください。 多少出来がハズレだったとしても、そんじょそこらのレコードプレイヤーと比較すれば、決して劣るものではありません(ちゃんとしたレストアを受けていればのはなしですが)。 むしろ、我が国に大量に存在するマッキントッシュやマランツのある程度出力のある管球式アンプリファイアーにはむしろ効果的に働きます。 なぜなら30000番台モデルはプレイヤー自体が持つダンピングファクターが、初期モデルよりも低くなってきており、かえって過制動を引き起こさないからです。 また良質のアンプリファイアーであれば、のびのびゆったりと安心して聴ける音が出ます。 確かに面白みのある再生音という点ではプラスティック・スピンドル軸受け仕様モデルには及びませんが、自然な音色の再生という点からすれば30000番台にも良さがあるのです。
もうひとつ、これまでレストアしてきた経験から言って、何故か30000番台モデルがなぜか多いのです。 その数は1000番台から90000番までの製造番号のなかで、この30000番台が異常なほどに多い割合でレストア依頼がくるのです。 こちらのほうがもっと謎なのかもしれません。 つづく
以上T氏
そうそう、今朝起きたら白銀の世界。 銚子では何年かぶりの雪。

もうひとつ、これまでレストアしてきた経験から言って、何故か30000番台モデルがなぜか多いのです。 その数は1000番台から90000番までの製造番号のなかで、この30000番台が異常なほどに多い割合でレストア依頼がくるのです。 こちらのほうがもっと謎なのかもしれません。 つづく
以上T氏
そうそう、今朝起きたら白銀の世界。 銚子では何年かぶりの雪。