2014年01月23日

TD124 Mk.2 その音の世界 4

イコライザ的動作のこと
ヴィンテージ時代はもとより70年代以降のステレオLPでもRIAAではない盤が結構あるのはご存知のとおりです。 あの時代さまざまな録音特性でカッティングされたレコードが存在し、適応するポジションとトーンコントロールを装備したプリアンプがありました。 いわゆるイコライザカーヴというやつです。
これに酷似した特性がレコードプレイヤにも存在する、そう考えています。 TD124におけるどの個体にもロールオフとターンオーバーのポイントがあります。 これはプレイヤが持つイコライザ特性といえないこともないのです。 もちろんこの特性はあくまで機械的なものであり、もちろん電気的に伝達ラインにつながっているのではありません。 プリアンプ部のフォノイコライザのように直接作用するのではなく、カートリッヂやアームを介してアンプリファイアに伝わる性質のものです。 そのためにはっきりとは判りづらいかもしれませんが、経験から述べさせていただくなら、レコードプレイヤそのものの基本性能が向上すればするほど顕著にあらわれます。 ただどのプレイヤでも出てくる特性というものでもありません。 例えばコニサーのようにターンオーバーポイントやロールオフが常にズレているタイプのプレイヤではなかなか見出すことは難しいのです。 その点TD124は割合はっきりとしていますので、私自身レストア後にそれぞれの個体が持つ特性を感じ取った上で音質を調整して、音楽再生力の落ちどころを決める目安にしています。 重要なのはターンオーバーポイントとロールオフの下がり具合です。 この二つが低域と高域におけるそれぞれの反応力を決定し、それぞれがテコの支点のようになって反応し合ってプレイヤの音楽伝達能力を変化させます。 つづく
以上T氏



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