2014年02月15日

畳に置くオーディオラック

オーディオ機器の設置方法は今も昔も愛好家の悩みの種です。 
設置の仕方はあらかた次の3つに分類されましょう。
1機器を床に並べて設置する放置型
2ホームセンタなどで購入する適当な棚
3自作か特注で製作を依頼する
高価な市販品オーディオ専用ラックは2に当てはまります。 使用後の確証が得られないという点では共通するからです。
オーディオラックの利点は機器同士の敗戦処理がきちんと出来る、これに尽きます。 それでノイズの混入もある程度防げますし、振動もコントロールできるので再生音がスムーズになります。 RIMG0084不思議なことに配線をきっちりしてセッティングを続けるとだんだんとプロのスタジオ機器の配置に近づいてきます。 この国のオーディオマニアは、プロ用機器経のあこがれが強いようですが、どうせ憧れるなら彼らの配線の取り回しの妙に学んでいただきたい。 プレイヤやアンプリファイアを床に放り置いていては、いくら高級な機器を使用していても無駄です。 トイレで食事をするのと一緒です。
本題にもどって、今回は先日製作した畳敷きの部屋のためのオーディオラックについて書きます。 畳が持つオーディオ上の問題は、振動を分割しアイソレートする特性です。 平明に言えば、分厚くて補強したフローリングと同じく振動が流れていかず振動をため込みやすいのです。 RIMG0081その結果オーディオ機器に必要な振動のフィードバックがうまくはたらかなくなります。 何故それが問題なのでしょう。 わかりやすく書きますと、一体にオーディオ機器は電気で動いています。 つまり電気を喰っているわけです。 喰っているのであれば、当然出すものは出さなければならない。 結果熱と振動が出ます。 RIMG0087この代謝がうまく行かないと、どんどん悪い排泄物がたまっていくのです。 そうならないために、ヴェンチレーションにより熱の流れをコントロールし、振動も可変して良質なものに整えなければなりません。 そうです、オーディオラックの本質は熱と振動のトイレです。 それゆえに良質な製作品が求められるのです。 つづく
以上T氏



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