2014年03月10日

オーディオ・モノローグ 17

今日日のオーディオ店はアナログ再生を嫌う

今はアナログ再生で試聴させてくれるオーディオショップが少ないと聞く。
アナログ再生が面倒なのがひとつにはあるだろう。
しかし、アナログ再生はもともと面倒なものだ。
もうひとつの理由は、お客様が所有している装置の音と比較されるのをためらう。
いまどきレコードを聴くような音楽愛好家の多くはそれなりの装置を自宅に持っている。
それ以上の音を求めてショップに来る。 そういうお客様は効率が悪い。
CDプレイヤを高価なケーブルでアンプにつないで、あとは組み合わせをチョイスしてもらったほうがずっと楽だし、現実的だ。

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最後にもうひとつ。 これが案外本当の理由かもしれない。 カートリッヂの針先を減らしたくない。 数十万もするカートリッヂを気前よくサンプルとして提供してくれるメーカはそうは無い。 だからと言ってグレイのようにシュアM44を取り付けて試聴させれば『馬鹿にするな』と言われそうだ。 しかもM44で良い音なんて出せる装置ではない。 まかり間違って良い音が出てしまったら、これは、これでまずい。 プレイヤ本体より高いカートリッヂを売る意味がなくなるのだから。 このディ・レンマ、けっこう重い。

T氏


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