2014年08月28日

回転する速度 2

ストロボパターンのワナ

人間の聴覚は視覚よりも鋭敏だと知りました。 英CONNOISSEUR社製Craftsman-祁燭鯆汗阿靴討い浸のことです。 シンクロナス・モータ上部の軸受部ベアリングがグラファイト製プレートと一体に成形されており、これを貫通する締め付けネジ(Motor Top Bearing Screw) によりシャフトの中心軸位置決めが可能であると同時にモータ自体のノイズや振動、ロータとコイル間のギャップを調整できるようデザインされています。 センタスピンドル軸受部はテフロン製、孔は円形ではなく六角形です。 これもモータベアリングと同じく、貫通する締め付けネジ(Centre Spindle Bearing Screw)でスピンドルの振動をコントロールし、回転をダンプしています。 プラッタ本体の回転速度は円錐形プーリで無段階にコントロールされます。 この三か所でプラッタの定速性を確保するように調整します。 

EPSON002

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厄介者のプレイヤをあーでもないこーでもないと三年ほどいぢっているうちに、或ることに気が付いたのです。 コヴェントガーデンのオーケストラがアンセルメの指揮で吹き込んだ英DECCAプレスのレコード(BALLET FAVORITES VICS1066)を何度もかけて聴いていると、あっと振り向くほど良く鳴る時があります。 ストロボを見ると、かすかに後ろに流れています。 良く鳴るときは、決まってストロボがかすかに流れているのです。 そこで私は、オフィスにいる皆に知らせずに、このレコードを、ストロボがかすかに流れるようにしてかけてみました。 RIMG1209すると、「今日はいい具合になっているね。 音楽そのものだ」 と言います。 今度はピタリ定速、つまりストロボパターンがピタリと止まっている状態で、いろいろなレコードを聴いてみました。 するとどうでしょう。 定速で奏されているはずのヴァイオリンがところどころズレているように聴こえてきたり、ピアノの音の立ち上がりとそれに連なる音のリエゾンがわずかな段差になってしまってうまくつながらなかったり、オーケストラの管楽器が急に音量を上げたように感じられる、あるいはきもち音が上ずって音と音がなじまない等々・・・ いかにストロボが規定回転数を示していても、実際はほんのわずかのズレが生じています。 プレイヤの精度が上がり、装置全体が反応するようになってくると、こうした小さな不具合が如何に音楽を損ねているのか、聞こえてくるのです。 つづく
以上T氏



 



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