2016年07月21日

小型PARMECO用スタンド製作とアクセサリ類から見えること 3

様々なオーディオ製品を仕分けしてみると 1

オーディオ機器とは、電気で動いて音を出すものです。 いきなり難しく言うと、実体としては可動体であり、実相は能動体です。 そうでは無い製品をオーディオ機器と呼ぶことはできません。 そうでは無い製品は実体はさまざまな形態を取ってはいますが、実相は受容体です。 そうでは無い製品は、能動体であるオーディオ機器に何らかの作用、干渉を及ぼして変容させることにより、自らの在り方を示すのです。
このことを踏まえて、オーディオに関わる製品を仕分けしてみましょう。
はじめに、レコードプレイヤのキャビネットとスピーカのエンクロージャという二つの受容体について。 どちらもそれ自体は電気を使うことがないのでオーディオ機器には属しません。 それでもそれらは再生音に深くかかわっているのは確かであり、ただの受容体として片づけるわけにはいきません。 それらは何なのでしょう? 部品です。 

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キャビネットはレコードプレイヤにとってなくてはならない部品です。 フォノモータの外部の部品として本体と共にはたらくものです。 部品は、本体がどのようにはたらくか、また能力のたかさによって、はたらき方は変わってきます。 本体のエネルギーを受け止めて能動化するとき、そのはたらきの姿が見えてきます。 重要なのは本体の能力であり、その大きさへの応体としてキャビネットははたらき返すのです。 キャビネットは部品でありますから一種類だけというものではなく、何種類あっても問題はありません。 たとえばTHORENS社製TD124は、スイス・フランス・デンマークなどヨーロッパで製作されたオリジナルキャビネットの他に、米国製の合板キャビネットもありますし、それ以外にもさまざまなキャビネットの在り様が見られます。 ヴィンテージ時代の再生機器にはおおらかさがありました。 しかし、満足し得る再生音を求めようとするならば、当然良質な部品を選ぶことになります。 私たちはいろいろな実験や経験を通してある結論を得ました。 ヨーロッパおよび米国でTD124と同時期に製作されたキャビネットならば、そのほとんどは応体としてのはたらきを有しているので合格です。 その中から、音質と価格を考慮して選択すれば、良い結果が得られるはずです。 なぜなら、これらは、工場で製造されたキチンとした状態のTD124を搭載して音質を確かめながら製作されたキャビネットだからです。 現行キャビネットの多くは、キチンとした状態のTD124を載せて、音質を確認しながら製造したとは思えないのです。 製作者がどういう音質を目指そうとしたのか、その再生音から感じることができないからです。
それではスピーカはどうでしょう。  つづく
以上T氏




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